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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密」(2011)


    「タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密」
 
 「タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密」は、スティーブン・スピルバーグ監督が、はじめてアニメに取り組んだ作品で、3Dということもあって、きょう朝一番(9:40~)で見てきた。
 
3Dは、追加の専用のメガネ料金が400円と、高い。
3Dメガネなしにならないものか。3D映画は「アバター」で初めて見て以来、「アリス・イン・ワンダーランド」など数本を見たが、全体に画面が暗くなる。
 
メガネをはずした時の明るさと比べると、マイナスのイメージだ。
 
「タンタン」のような冒険・活劇物は、3Dは生きるが、何でもかんでも3Dという傾向には賛成できない。”環境に優しく、地球にやさしく” という時代に、特別の映画でございますから、「3Dメガネ」代を別途請求させていただきます・・・というのは、映画の観客に優しくない(笑)。
 
映画は、アニメといっても実写映画に近く、実際に俳優が演じているようだ。
それをCG加工しているのだろう。
 
スピルバーグ監督は、永年構想を持っていたようで、冒険活劇アクションとして、最初から最後まで、画面に釘づけにされる。
 
少年記者タンタン(英語はTin Tinだが、フランス語が元ということで、発音がタンタンとなっている。ティンティンのほうが通りがいいと思うが)と愛犬スノーウィ(この犬がなかなかカンが鋭い)は、ある日ノミの市で古い帆船ユニコーン号の模型を見つける。タンタンがそれを購入した直後、2人の男から立て続けに買い取りたいと言われた。
 
タンタンは、ユニコーン号に何か秘密があると睨み、図書館で調べたところ、それはかつて海賊に襲撃され、積んでいた財宝と共に消えた軍艦だったことがわかる。
 
 
タンタンが自室に戻ると模型は消えており、ノミ市で会ったうちの一人であるサッカリン(007シリーズのダニエル・クレイグ)が怪しいと考え、彼が居るムーランサール城へと忍び込んだ。
 
案の定そこにはユニコーン号の模型があったが、スノーウィが壊した痕跡が無いために同種の別個体であることがわかった。タンタンが再度自宅に戻ると部屋が荒らされており、そして先ほど模型を置いた棚の裏側から金属ケースに入った謎の羊皮紙を見つける・・・。
 
模型は3個あるらしく、それぞれに隠された油紙3枚を重ね合わせると、財宝のありかがわかるというもの。
 
映画はオープニングから、タイトルバックのユニークな文字、クレジットの流れ方など、洗練されている。映像が、CGを駆使して、縦横無尽に風景が変わったり、アクションの連続で、目を見張る。タンタンが、バイクにまたがって、車を追うシーンなどは、まるで「大脱走」のマックィーンを彷彿とさせる。
 
ファンタジー冒険映画としては、最初から最後まで徹底した娯楽映画として楽しめる。
 
☆☆☆
 
 
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