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<span itemprop="headline">「寺島しのぶ」・・・ベルリン国際映画賞・主演女優賞を獲得。</span>



世界三大映画祭のひとつ、「第60 回ベルリン国際映画祭」の授賞式が2010年2月21日に開かれたが、日本の演技派女優の寺島しのぶ(37)が、「キャタピラー」(若松孝二監督)の演技で、日本の女優としては35年ぶりに主演女優賞を獲得した。

この快挙がいかにすごいか。

これまでに、同映画祭で主演女優賞を受賞したのは、左幸子の「にっぽん昆虫記」(1964年)などの2作品での受賞と、天下の大女優、田中絹代の「サンダカン八番娼館 望郷」(1975年)だ!。

寺島しのぶが、注目されたのは、「赤目四十八瀧心中未遂」(2003年)。

この映画で、寺島は、その年の「日本アカデミー賞」主演女優賞ほか、各賞を総なめにした。この映画は、ポスターを見ただけで、「すごい」(爆)と思うが、見たい映画ながら、未見のままです。

「赤目~」での受賞:
第27回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞
第46回ブルーリボン賞 作品賞、主演女優賞
第28回報知映画賞 主演女優賞
第58回毎日映画コンクール 日本映画大賞、女優主演賞
第16回日刊スポーツ映画大賞 主演女優賞
第25回ヨコハマ映画祭 主演女優賞


寺島しのぶの演技に最初に驚いたのは、「Tokyo Tower」。元来、主役は黒木瞳だったはず!しかし、寺島がでた瞬間から、映画は、寺島が主役ではないかと思われるほどの圧倒的な迫真の演技がすごかった!

そのあとは、体当たり女優の異名ともいえる、あの「愛の流刑地」。
この映画は、日経新聞に連載されていた渡辺淳一の長編小説で、愛読者でした!(爆)。
2年間も読者を引っ張り続けるほど、話題でしたね。

映画は、案の定、女優もここまでやるかという熱演でした・・・笑。

同じ渡辺淳一のブームとなった「失楽園」(黒木瞳主演)が「おとなしい」ほど。

キャタピラー」は、夫が赤紙一枚で戦争に駆り出され、四肢を失いながらも、
帰還し、それを支える妻を演じているというのだが・・・。

寺島しのぶは、先日テレビの番組で、「女優に迫る」というような番組で、先輩女優である、
大竹しのぶ桃井かおりなどを、リポーター役で取材していたが、そんな先輩を追い越すほどの
勢いがあることを内外に示した、今回の快挙だった。

映画出演作品:

シベリア超特急2 (2000年)- 河津信江役
DRUG(2001年)- 柳川恵子役
ゲロッパ! (2003年)- 藤沢香織役
ヴァイブレータ (2003年)- 主演・早川玲役
赤目四十八瀧心中未遂 (2003年)- 主演・綾役
クイール (2004年)- 仁井三都子役
機関車先生(2004年)
Tokyo Tower (2005年)- 川野喜美子役 ☆☆☆
大停電の夜に (2005年)- 杉田礼子役 ☆☆☆☆
待合室 (2005年)- 夏井和代役
男たちの大和/YAMATO (2005年)- 文子役 ★★
単騎千里を走る (2006年)- リエ役
やわらかい生活 (2006年)- 主演・橘優子役
アキハバラ@DEEP (2006年)- 渡会藤子役
愛の流刑地 (2007年)- 入江冬香役 ☆☆☆
茶々 天涯の貴妃 (2007年) - 小督役
ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌(2008年) - 濡れ女(なみ)役
ハッピーフライト (2008年11月15日公開) - 山崎麗子役
ラッシュライフ(2009年6月13日公開)
守護天使(2009年)
キャタピラー(2010年)