fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「ボルベール 帰郷」(2006)</span>


「ボルベール 帰郷」(2006)は、ベネロペ・クルスが素晴らしい。

ベネロぺ・クルスが、これほど美人で、堂々としていたとは・・・とあらためて、すごさを感じた。はじめてベネロペの映画を見たのは、トム・クルーズと共演した「バニラ・スカイ」(2001)だった。

このときは、浅黒いヨーロッパのスペイン系の女優だなくらいに思っていたが、そのあと、「トリコ・ロールに燃えて」がよかったといった程度だった。

しかし、この「ボルベール 帰郷」は、往年のソフィア・ローレンかと思うほど、自信たっぷりの演技で、歌うシーンがすばらしい。そういえば、間もなく公開されるミュージカル映画「NINE」にも出演しているので、楽しみ。


こんな話:

明るくたくましく生きるライムンダ(ペネロペ・クルス)に、ある日突然、二つの死が降りかかる。

15歳の娘パウラ(ヨアンナ・コバ)が、本当の親ではないことを理由に関係を迫ってきた夫を、包丁で刺し殺してしまったのだ。ライムンダは、パウラを守るために、空き家となっていた隣のレストランの冷凍庫に、夫の死体をひとまず隠す。

そしてその夜、ライムンダの両親が死んだ大火事のショックから病気がちになっていた最愛の伯母も、息をひきとった。姉のソーレ(ロラ・ドゥエニャス)と隣人のアグスティナ(ブランカポルティージョ)に伯母の葬式を任せ、夫の死体をどうするか頭を悩ませていたライムンダは、近くで撮影していた映画スタッフに店員と間違えられ、彼らに食事を提供することになり・・・。


やがてレストランはそのままライムンダの生活の場になっていった。

一方、伯母の葬儀のため故郷ラ・マンチャに戻ったソーレは、近所の人たちの奇妙な噂を耳にする。

火事で死んだはずの母の姿を見かけたというのだ。動揺するソーレだが、葬儀を終えて家に帰り着いた時、車のトランクから母(カルメン・マウラ)がにこやかに現れて仰天する。突然の再会に戸惑いながらも、ソーレは母と一緒に暮らし始める。

やがてライムンダがソーレの家を訪れるが、母は、理解し合えないまま別れたライムンダの前に現れる勇気はまだなかった。まもなく、ライムンダは映画スタッフたちの打ち上げパーティーで、母に教えられたタンゴの名曲を歌って聞かせる。

心の奥に眠る母への思慕を揺り起こすライムンダ。店の前に停められたソーレの車に隠れて、母もまた娘への愛しさに瞳を濡らしていた。そしていよいよ、母とライムンダの再会の時がやってくるのだった。

この映画は、ベネロペのための映画で、最初から最後まで、元気に生き生きと演じている。

ベネロペ・ファンを今日から宣言します(爆)。

☆☆☆