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<span itemprop="headline">「不毛地帯」(第7話)・・・自動車産業の”経済戦争”過熱。</span>

不毛地帯」第7話では、壱岐唐沢寿明)にふりかかる様々な難題が一気に表面化する。
長期の連続ドラマの宿命だが、毎回何らかの見所がないと飽きられることから、今回も、
壱岐の周りには、これでもかといったプレッシャーが押し寄せてきた。

近畿商事の元部下の小出は、自分がトカゲの尻尾切りにあって、会社から切り捨てられたことに対して
壱岐に逆恨みを持ち、しつこくつきまとい始めてきた。近畿商事が支援する千代田自動車が
なんとか小出の金銭要求を受け入れて、当面の事態は収拾したかに見えたが、しつこい小出は壱岐
自宅前まできて、壱岐に「これからもよろしく」と言って去っていく不気味な態度だった。

一方、社内では、壱岐に対する反発は高まるばかりで、この急先鋒の里見専務をはじめと
する一派との争いが熾烈化しつつある。

ビジネスにあっては、競合する東京商事の鮫島の米国大手自動車メーカーの取り込みによって、
大門社長からは厳しい批判を受ける事態に直面することになった。大門社長も、幹部から
フォーク社のレセプションは、東京商事が取り仕切っているから、大門社長は出られないと知り、
「どないなってんのや!」と激怒。

妻からは、家族とは何かをきつくたしなめられ、家族の大切さを認識させられる。

妻の「あなたには仕事があって、常務にもなり、家族を忘れてしまうかもしれないが、
私には家族がすべてなんです」と訴える妻(和久井映見)が、存在感・重みを見せる。

婚約を決意したものの壱岐に寄せる思いを断ち切れない千里(小雪)との関係も微妙。
ホテルで電話を待つ小雪。赤電話に手を差し伸べるが、電話をためらう壱岐の逡巡。

壱岐に好意を寄せ、千里に嫉妬心をおぼえる紅子(天海祐希)。

米国のフォーク社二世の来日をアレンジしたのが、敵対する東京商事・鮫島(遠藤憲一)。
またしても、鮫島の不適な笑いが不気味。

最後の数分が、次回の展開を予見させるが、東京商事の鮫島がフォーク社の来日に関与している
ことで、自動車をめぐる戦争が一気に加熱。

見ているほうも期待感が加熱していく(といっても、それほどインパクトが大きくなくなって
行くように若干感じるが、これが危惧するほどでないことを願います。笑)