
映画「エニシング・ゴーズ」は「松竹ブロードウエイシネマ2025秋」の3作品の第1弾。MOVIXさいたまで見る(特別料金:3,000円)。作品はコール・ポーター作詞・作曲、P. G. ウッドハウス/ガイ・ボルトン原作のミュージカル Anything Goesのブロードウェイ/ロンドン復活版を収録した映像版。
「エニシング・ゴーズ」のタイトル曲が圧巻で、全員がテンポのいい華麗なタップダンスを見せる。舞台ミュージカルはストーリーというよりも、一糸乱れずのタップダンスなどの迫力を体験することかと思う。音楽・歌唱・踊りのカッコよさ。クール!だ。




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物語りの舞台は豪華客船「SSアメリカン号」の船内。大西洋を横断する航路で、様々な背景を持つ乗客たちが“偶然同じ船に乗る”ことから、恋やトラブル、すれ違い、偽装・誤解などをきっかけとしたドタバタ劇が繰り広げられる。
登場人物たちは、ナイトクラブの歌手、結婚を控えた若い男女。さらにギャング(“犯罪者”とされる人物)やその関係者など。
全体的には「ロマンティック・コメディ」+「音楽/ダンスあり」のエンタテインメントとなっている。船上という閉じた空間で偶発的に起こる出来事が一連の騒動を巻き起こす構成だ。

ヒロインのリノ・スイ―ニーを演じるのは著名な舞台女優サットン・フォスターで、歌手でショーガール的存在。ナイトクラブの歌姫として登場し、さまざまな人物と関わっていく。
若いビジネスマンのビリー・クロッカーは恋愛に一途な男性で身分や立場に障壁を感じている。
ホープ・ハーコートは、上流階級の令嬢で結婚を控えている女性。結婚相手として上流階級のイブリン・オークレイと、ビリーとの関係のはざまで揺れる。
このほか、ギャングや、財界人などが絡み、ドラマが進行する。

この作品はサットン・フォスターの代表作と言われ、トニー賞ミュージカル主演女優賞も獲得。
その他のブロードウェイ舞台では「ワンス・アポン・ア・マットレス」「スウィーニー・トッド」「シュレック・ザ・ミュージカル」「ヤング・フランケンシュタイン」「若草物語」「グリース」などで大活躍。2016年にはソロコンサートで来日。
この映画ですばらしかったのは、舞台女優サットン・フォスターの柔軟な身体の動き。180センチはあると思われる長身でナイスプロポーションで、運動神経が抜群。リズミカルな動きはもちろん、開脚のほか、まっすぐ高く上がる美脚。息を飲みました(笑)。これに匹敵するのはテイラー・スイフトくらいか🎵(個人の感想。笑)。
<追加>映画「インディー・ジョーンズ 摩宮の伝説」のオープニングで歌われているのが、同じコール・ポーターの「エニシング・ゴーズ」。
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