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<span itemprop="headline">★米演劇界最高栄誉トニー賞は「ハリー・ポッターと呪いの子」が作品賞など6冠。</span>



米演劇界で最高の栄誉とされるトニー賞の第72回授賞式が10日夜(日本時間11日)ニューヨーク市内で開かれ、演劇部門では英人気小説の舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」が作品賞など6部門で受賞した。初演は2016年ウエストエンド。受賞作は前編と後編の2部構成で上演される舞台の前編。
 
開幕後1週間の興行収入が約2.3億円に達し、非ミュージカルの舞台作品としてブロードウェイ史上最高の売り上げを記録したという授賞式の司会はジョシュ・グローバンとサラ・バレリスが務めた。
 

演劇主演男優賞を獲得したのは
アンドリュー・ガーフィールド。演劇リバイバル作品賞に選ばれた「エンジェルス・イン・アメリカ」に出演した。女優賞は、英国での政治活動の後、30年ぶりにブロードウェイの舞台に立った82歳のグレンダ・ジャクソンが「幸せの背くらべ」で選ばれた。 
 
また、「スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ」と題する公演を行ったロック歌手のブルース・スプリングスティーンに特別賞が贈られた。
 
ミュージカル部門は、エジプト人イスラエル人の男女が心を通わせる奇跡の一夜を描いた「バンズ・ヴィジット迷子の警察音楽隊」が作品賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞など、最多10部門を受賞した。



この作品には、日本のホリプロも出資している。2007年のイスラエル映画が原作。
コンサート出演のためにイスラエルに来たエジプトの警察音楽隊が空港から間違った行き先へのバスに乗ってしまい、小さな村に迷い込む。そこで繰り広げられる音楽隊メンバーたちと村人たちとの心の交流を描いた、実話に基づくミュージカルだ。
 
受賞一覧は以下のとおり。
ミュージカル部門
■ミュージカル作品賞:「迷子の警察音楽隊 / バンズ・ヴィジット(The Band’s Visit)」
■ミュージカル リバイバル作品賞:「アイランド(Once On This Island)」
■ミュージカル主演男優賞:トニー・シャルーブ迷子の警察音楽隊
■ミュージカル主演女優賞:カトリーナ・レンク(迷子の警察音楽隊
■ミュージカル助演男優賞:アリエル・スタッチェル(迷子の警察音楽隊
■ミュージカル助演女優賞:リンジー・メンデス(回転木馬
■ミュージカル演出賞:デヴィッド・クローマー(迷子の警察音楽隊
■ミュージカル脚本賞:イタマール・モーゼス(迷子の警察音楽隊
■ミュージカル装置デザイン賞:デヴィッド・ジン(スポンジ・ボブ/スクエアパンツ)
■ミュージカル衣装デザイン賞:キャサリン・ズーバー(マイ・フェア・レディ
■ミュージカル照明デザイン賞:タイラー・マイコロウ(迷子の警察音楽隊
■ミュージカル音響デザイン賞:カイ・ハラダ迷子の警察音楽隊
 
演劇部門
■演劇作品賞:「ハリー・ポッターと呪いの子(Harry Potter and the Cursed Child, Parts One and Two)」
■演劇リバイバル作品賞:「エンジェルス・イン・アメリカ(Angels in America)」
■演劇主演男優賞:アンドリュー・ガーフィールドエンジェルス・イン・アメリカ
■演劇主演女優賞:グレンダ・ジャクソン(幸せの背くらべ)
■演劇助演男優賞ネイサン・レインエンジェルス・イン・アメリカ
■演劇助演女優賞ローリー・メトカーフ(幸せの背くらべ)
■演劇演出賞:ジョン・ティファニーハリー・ポッターと呪いの子)
■演劇装置デザイン賞:クリスティン・ジョーンズ(ハリー・ポッターと呪いの子)
■演劇衣装デザイン賞:カトリーナ・リンジーハリー・ポッターと呪いの子)
■演劇照明デザイン賞:ニール・オースティン(ハリー・ポッターと呪いの子)
■演劇音響デザイン賞:ギャレス・フライ(ハリー・ポッターと呪いの子)
 
ミュージカル・演劇 共通部門
■オリジナル楽曲賞:デヴィッド・ヤズベック(迷子の警察音楽隊/作詞作曲)
■振付賞:ジャスティン・ペック(回転木馬
■編曲賞:ジャムシールド・シャリフィ(迷子の警察音楽隊
 
・・・
演劇主演男優賞を受賞したアンドリュー・ガーフィールドは、最近では「ハクソー・リッジ」「沈黙-サイレンス-」などの主演で活躍の30代半ばの人気俳優の一人。「ソーシャル・ネットワーク」「アメイジングスパイダーマン」などに出演してスターとなった。
 
一方、驚いたのは演劇女優賞を獲得したのが、なんと82歳のグレンダ・ジャクソン。グレンダ・ジャクソンといえば、懐かしい女優。


1960年代後半から70年代にかけて活躍した英国女優だ。
アカデミー賞主演女優賞を受賞した「恋する女たち」(原題:Woman in Love, 1969)がまず思い浮かぶ。

そのほか「日曜日は別れの時」(原題:Sunday Bloody Sunday, 1970)や、ミニスカート・ブームを巻き起こしたツイッギーが主演の「ボーイフレンド」(原題:The Boy Friend, 1971) などがある。その後しばらくして女優を引退して議員になったが、30年ぶりに82歳でブロードウエイの舞台に復帰したというのだから驚きだ。



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