fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

1990年代(13)「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」(1997)

ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」(1997)は、ダスティン・ホフマンロバート・デニーロの名優ふたりが共演。俳優は豪華だが、内容がいまいち平凡で、盛り上がりに欠けた。見たい人は、無料で「Gyao」で見られます。

 

アメリカ人は、こういう政治がらみ、CIA、FBIといった映画がお好きのようで・・・。

 

ストーリーは、大統領のスキャンダルを隠すための奇想天外な「やらせ」による情報操作が巻き起こす騒動を描いた諷刺コメディだ。

 

現職大統領が、このまま再選かと見られていた矢先に降って沸いたような少女とのセックス・スキャンダルが勃発。大統領直属のもみ消し屋コンラッド・ブリーン(ロバート・デニーロ)は、世間の追求を交わすために、アルベニアとの架空の戦争をデッチ
あげることを思いつく。(これは、今も昔も変わらないようだ)

 

ブリーンはハリウッドの大物プロデューサー、スタンリー・モッツ(ダスティン・ホフマン)に“戦争”のプロデュースを依頼し、モッツは、次々とアイディアを生み出「形」にしていくのだが・・・。
大統領選の背後に隠された、恐るべき情報操作と陰謀・・・。
米国の有力メディアを陰で操る ”フィクサー”。
痛烈なメディア風刺ドラマとなっている。
この映画の公開後に発覚したクリントン前大統領のセックス・スキャンダルとの類似点でも話題となった。「スパイダーマン」のキルステン・ダンストが、ほとんど新人で登場している。

 

映画の原題の「ワグ・ザ・ドッグ」は「尻尾を振る」の意味。それをもじって「犬を振る」という意味だが、日本語のタイトルは、ずいぶんと軽い「噂の真相」とは・・・。下手なタイトルだ(笑)。

 

監督・製作:バリー・レヴィンソン
製作:ジェーン・ローゼンタール、ロバート・デ・ニーロ
脚本:ヒラリー・ヘンキン、デヴィッド・マメット
出演:ダスティン・ホフマンロバート・デ・ニーロアン・ヘッシュウディ・ハレルソンキルステン・ダンスト、ウィリー・ネルソン 他