映画「ボルケーノ」「6デイズ/7ナイツ」などで知られる米女優アン・ヘッシュが14日、乗用車の運転事故で死去した。53歳。
アン・ヘッシュという名前を聞いて、ぴんと来なかったが、「サイコ」のリメイクの女優と知った。あまり出演映画を見ていなかったので記事にしなかったが、「記事は?」という声がどこからか聞こえてきたので、遅ればせながら取り上げた。
ヒッチコック監督の「サイコ」(1960)の同名タイトルのリメイク「サイコ」(1998)はオリジナルをなぞってカラー化しただけの作品で、イマイチだった。この映画では、銀行のお金を持ち逃げして、モーテルのシャワー室で殺されたジャネット・リーの役を演じていた。評価は★だった。
大物俳優との共演も多かった。ロバート・デ・ニーロとダスティン・ホフマンの2大俳優が出演した「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」(1997)で注目された。
その後はパニック映画「ボルケーノ」(1997)ではトミー・リー・ジョーンズと共演し、ヒロインの博士役に抜擢され「6デイズ/7ナイツ」(1998)ではハリソン・フォードの相手役という大役を掴んだ。
報道によると、ヘッシュは今月5日、ロサンゼルスで乗用車を運転していて住宅に突っ込み、車と住宅が炎上。病院に搬送されたが昏睡状態となり、11日に脳死と判定された。かねて臓器提供を希望していたことから、生命維持装置につなげられていたが、14日に停止する措置が取られたという。
ご冥福を祈ります。
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