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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1970年代(126)「冒険また冒険」(1972)</span>

「男と女」の名匠クロード・ルルーシュフランシス・レイ〈音楽〉の名コンビが再び
タッグを組んだ犯罪冒険活劇が「冒険また冒険」。

フランスを代表する役者が勢ぞろい。




リノ・バンチュラ(「冒険者たち」「シシリアン」)、シャルル・デンネ(「Z」)など。

一攫千金を夢見て冒険を繰り広げる5人の男たちのドラマ。

彼らは、金のためなら犯罪を犯すのも平気。

金庫破りや営利誘拐を繰り返したあげく、
某国の将軍を誘拐することを計画する・・・。

耽美的な映像の名手といわれるクロード・ルルーシュの演出。

1972年のパリ。
まるで古き良き時代のシカゴのような町には、ギャングがあふれていた。

しかし彼らにとってこの世は一向に面白くなかった。

銀行を襲っても収益はあがらず、殺人も割のあわない商売だ。

リノ(L・バンチュラ)、ジャック(J・ブレル)、シモン(C・デンネ)シャルロ(C・ジェラール)、アルド(アルド・マチオーネ)らの仕事熱心なギャングの一味は、営業方針を再検討する必要に迫られていた。

彼らは多角経営に切り換え、ジョニー・アリディ(J・アリディ)と組んで慣れあい誘拐で双方とも大儲け、また、リノとジャックが刑事になりすまし、手錠つきのシャルロを大会社の社長室に連行するが・・・。


次々に新聞をにぎわすような事件が起こるが、これらがすべて、5人の一味によるものだった。
一般の退屈した人々にとっては、英雄のような扱いだった。

”冒険また冒険”は、一味の次々変わる”営業戦略”で、結構これがうまくいくのだ。

フランスの犯罪映画で、時にはユーモアも織り交ぜて、ストーリーとしても面白かった。