フランスを代表する役者が勢ぞろい。
一攫千金を夢見て冒険を繰り広げる5人の男たちのドラマ。
彼らは、金のためなら犯罪を犯すのも平気。
金庫破りや営利誘拐を繰り返したあげく、
某国の将軍を誘拐することを計画する・・・。
某国の将軍を誘拐することを計画する・・・。
耽美的な映像の名手といわれるクロード・ルルーシュの演出。
1972年のパリ。
まるで古き良き時代のシカゴのような町には、ギャングがあふれていた。
まるで古き良き時代のシカゴのような町には、ギャングがあふれていた。
しかし彼らにとってこの世は一向に面白くなかった。
銀行を襲っても収益はあがらず、殺人も割のあわない商売だ。
リノ(L・バンチュラ)、ジャック(J・ブレル)、シモン(C・デンネ)シャルロ(C・ジェラール)、アルド(アルド・マチオーネ)らの仕事熱心なギャングの一味は、営業方針を再検討する必要に迫られていた。
彼らは多角経営に切り換え、ジョニー・アリディ(J・アリディ)と組んで慣れあい誘拐で双方とも大儲け、また、リノとジャックが刑事になりすまし、手錠つきのシャルロを大会社の社長室に連行するが・・・。
次々に新聞をにぎわすような事件が起こるが、これらがすべて、5人の一味によるものだった。
一般の退屈した人々にとっては、英雄のような扱いだった。
一般の退屈した人々にとっては、英雄のような扱いだった。
”冒険また冒険”は、一味の次々変わる”営業戦略”で、結構これがうまくいくのだ。
フランスの犯罪映画で、時にはユーモアも織り交ぜて、ストーリーとしても面白かった。