1970年(昭和45)にはやったCMで、印象に残るのが二つあった。
その一つ。
三船敏郎が一言しゃべる。
「男は黙ってサッポロビール」
男は、ああだこうだ、言わずに、結論だけでいい!
そんなシンプルなCMが、サッポロビールのコマーシャルだった。
三船だから、いいともいえますが・・・。
本当かウソか、ある学生が、サッポロビール社を訪問し、面接を受けた。
面接官から、いくつか質問を受けたが、一切返事をしなかった。
面接官は、なんだこいつは「冷やかしにきたのか」と怒り、
帰りなさい、と言った。
その学生は、帰り際に、「男は黙ってサッポロビール」と一言、
言って、立ち去ったという。
当時、難関と言われた、サッポロビール社から、その学生に
後日、採用通知が届いた。(ホントかいな?)
サッポロビールもいまや、海外の投資グループに買収される
かもしれないなど、話題になっています。こういう時は、
「男は黙って・・・」と言うわけにはいかないのでは(笑)。
いやいや、こういう会社だから、何があっても
「黙ってサッポロビールを飲み続ける」のかな(爆)。
沈黙は金、というのは、日本の美徳のようですが、
海外では、まず通用しないでしょう。
相手には、話したことだけが伝わる、と考えたほうが正しいと
思います。目は口ほどに・・・と言う幻想は、抱かないほうが
いいかも(爆)。
器用には行きませんが、使い分けもある程度必要なのでしょう。
もう一つのCM。
この年、ポマードの一会社に過ぎなかった「丹頂」という
会社が、当時人気俳優だったチャールズ・ブロンソンを起用し、
あごをさすって、
「ウーン、マンダム」
としゃべったら、大変なブームに。
チャールズ・ブロンソンが男くささをアピールした化粧品のCMとしても
画期的で、BGMで流れたジェリー・ウォレスが歌った
「男の世界」が大ヒット。
メーカーの「丹頂」は、社名をマンダムに変えてしまった!
ブロンソンさまさま、でしょうね。
「マンダムは男の体臭・・・うーんマンダム」のCMが見られます。
こちら:http://www.youtube.com/watch?v=2Vbt12KazoQ