

ハリウッドスターのトム・クルーズが「アカデミー功労賞」(Academy Honorary Awards)を受けた。俳優人生44年で初のオスカー・トロフィーだ。
AP通信とピープル誌などによると、クルーズは前夜、ロサンゼルス(LA)ハリウッドのレイ・ドルビー・ボールルームで開かれた第16回「ガバナーズ・アワード」で「アカデミー功労賞」を受けた。40年以上にわたるキャリアが、ようやくアカデミーの場で正式に讃える瞬間となった。
米映画芸術科学アカデミー(AMPAS)理事会が選定する「アカデミー功労賞」は、生涯にわたり優れた業績を積み重ねた人物や映画芸術に特別に寄与した人物に授与される。
今年の功労賞受賞者は、トム・クルーズ、振付師のデビー・アレン、美術監督のウィン・トーマスら。
この日、舞台に上がったトム・クルーズは、2分余りのスタンディングオベーションを受けた後、受賞スピーチを述べた。
クルーズは「映画をつくることは職業ではなく、私のアイデンティティだ」とし「劇場では私たちは一緒に笑い、一緒に感じ、一緒に希望を持つ。それこそが、この芸術が重要な理由だ」と語った。
クルーズは映画への愛はごく幼い頃から始まったとして「人間を理解し、キャラクターを創造し、物語を伝え、世界を見たいという渇望が湧き上がった」と述べた。
過去にクルーズはアカデミー演技賞の候補に3回、プロデューサーとして作品賞の候補に1回挙がったが、受賞は一度もなかった。
候補に挙がった作品は、1990年「7月4日生まれ」(主演男優賞候補)、1997年「ジェリー・マグワイア」(主演男優賞候補)、2000年「マグノリア」(助演男優賞候補)、2023年「トップガン:マーヴェリック」(作品賞候補)だった。
授賞式が行われたのは、オベーション・ハリウッドのレイ・ドルビー・ボールルーム。会場には、ジェニファー・ローレンス、レオナルド・ディカプリオら今年のオスカーの候補者をはじめ、多くの映画人が集結した。

体を張ったアクション映画が多いトム・クルーズにとっては、縁がなかったアカデミーのトロフィーだったが、長年の映画への貢献が認められ、一つの大きな足跡、区切りとなったかもしれない。
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