「人に歴史あり」という番組がありました。
やや硬派な番組でした。
「徹子の部屋」は、気楽に居間で語るような雰囲気ですが、
「人に歴史あり」は、「私の履歴書」的に、その人物の業績、
人となりを掘り下げていましたね。
昭和43年(1968)5月から56年(1981)9月まで、
東京12チャンネル(現・テレビ東京)で放送された30分番組。
毎回、各界の著名人をゲストに迎え、その波乱の生涯を、関係者の証言とともに回顧していく。
(第1回は池島信平)。良心的なつくりが受けて、テレビ出演に縁のない大物も数多く出演。
木下忠司作曲のテーマ音楽。
司会の八木治郎が語るナレーション。
「人の世の潮騒のなかに生まれ、去りゆく時の流れも消しえぬ、ひとすじの足跡がある」は
おなじみの名場面だった。
番組には、文学、俳優、実業家、スポーツなど各界から参加。
湯川秀樹、武者小路実篤、長谷川一夫、山田五十鈴、徳川夢声、
桂文楽、二子山勝治、川上哲治、古今亭志ん生などが含まれている。
あるとき、大学受験でお世話になった「赤尾の豆単」(英語基本単語集)で知られた、
旺文社の社長・赤尾好夫さんが、出演した。
だいたいこの番組では、八木治郎が、ゲストの人物像を浮き彫りにするため
さまざまな質問を行う。
座右の銘を問われて、赤尾社長は、応えていた。
「理想は高く、足は地にあり」
これを聞いたとき、まだ10代の終わりごろだったと思いますが、
共感したので、覚えています。
足が地についていなければ、いくら高邁な理想を掲げても
所詮、実現できないということでしょうか。
旺文社といえば、受験専門の出版社で、「蛍雪時代」「大学受験ラジオ講座テキスト」
辞典では、「豆単」のほか、英語辞書などを使っていたように思う。
大学受験ラジオでは、英文法の西尾孝(早稲田大学)、岩田一男(一ツ橋大学)
といった名物教授が印象に残っていますね。
英会話では、ジェームズ・B・ハリスさん(日本語がうまい!)が
よかった!
人に歴史あり・・・まったくそのとおりだと思います。
それぞれ、その人しかわからない人生があるわけで、
山あり谷あり。
どちらかというと、谷あり、谷ありが多いのが人生。
相撲の星取り表ではないですが、山(○)、谷(●)で、
白星を先行したいんですが、これがなかなか・・・(笑)。
○○○○●●○●○●●●って感じですかね、あれ、負け越しちゃうよぅ(爆)