「燃えよドラゴン」(原題:Enter the Dragon、1973年公開)
ブルース・リーとカンフーが世界的なブームとなり、現在の格闘技ブームにも大きな影響を
与えた作品。日本でも大ヒットを記録。ラロ・シフリン作曲のテーマ曲もヒットチャート1位を
記録した。りーが、すでに亡くなってからの公開ということで、観客は男女を問わず、高校生、
学生から社会人までを巻き込んで、劇場へ押しかけました。
奇怪な「アチャー」「アチョー」などの声で「ヌンチャク」を持つ子供も
増えたようです。使い方を間違えると、危ない感じがしましたが(笑)。
ブルース・リーの戦いぶりで、あのすばやい動き、ビシ・バシと相手を倒して
いき、素っ頓狂な声は、真似はできないでしょう。爽快感がありました(笑)。
物語:
ハン(シー・キエン)が三年に一度開催する武術トーナメントへの招待を受けた少林寺の
高弟リー(ブルース・リー)は国際情報局のブレイスウェイト(ジェフリー・ウィークス)
に犯罪組織の疑いが高いハンの島の内偵を依頼される。準備の為に一度帰郷したリーは父親から、
数年前ハンの屈強な手下オハラ(ボブ・ウォール)の仲間達によって追い詰められた
妹スー・リン(アンジェラ・マオイン)が自害を遂げた事を聞き、ハンへの復讐を誓う・・・。
数本撮っていたブルース・リー作品の最後のほうの作品が先に初公開されるという、
変則だったものの、作品の中では、最高作品であったことから、カンフー映画を日本に
知らしめた記念碑的なこの映画は大ヒットを記録。「怒りの鉄拳」などが相次ぎ公開され、
しばらく、大変なブルース・リー・ブームが続くことになりました。
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