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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1970年代(29)「ある愛の詩(うた)」:テーマ曲も大ヒット</span>


 「ある愛の詩(うた)」。
 ハンカチが必要だった映画の1本です(笑)。

 この時点で、ハンカチ必携だった映画は、「ひまわり」「鉄道員」とこの
 「ある愛の詩」の3本でした。後々となると「ニュー・シネマ・パラダイス」も
 ハンカチ2枚のクチでした。
 
 オリバー(ライアン・オニール)はニューヨークのセントラル・パーク・スケート場の
 観覧席で1人想いに沈んでいた。彼は若い弁護士で、少し前に医者から、妻のジェニー
 (アリ・マッグロー)に死期が迫っていると聞かされたばかりだった・・・。

 回想で始まるこの映画。初めてのジェニーとの出会い、やがて恋に・・・。
 両家の身分の違い(オリバーは名門の良家、一方のジェニーは移民の子)などの
 障害を乗り越え結婚。オリバーは、優秀な成績で大学を卒業し、2人はニューヨークの
 アパートを借り、オリバーは法律事務所へ勤めることになった。
 
 そんな新しい生活が始まったばかりのところだったのだ。オリバーはジェニーに医者の言葉を
 伝えなかったが、ジェニーはそれを知っていた(白血病の病に冒されていることを)。
 ジェニーの望みでオリバーはスケート場に連れていった。オリバーが滑るのを見ていた
 ジェニーは、やがて苦しみ出す。
 
 病状は悪化し入院することになった。息子との仲直りを願っていたオリバーの父が、
 小切手を届けてきた。が、もはや金でジェニーの命が買い戻せる時ではなかった。
 ジェニーは父に見守られ、愛するオリバーに抱かれて死んだ・・・。
 今日も、セントラル・パークのスケート場の観覧席に腰を下ろして、
 じっと動かぬオリバーの姿があった。(ここで、ポケットからハンカチを)

 テーマ曲は大ヒット。アンディ・ウイリアムスの歌詞付きソングも
 ご存知のとおり大ヒットいたしました。そういえば、純愛映画という言葉が、
 この映画から生まれましたね。"純愛もの"の火付け役だったわけですね。

 ライアン・オニールは、この映画では、まじめな役だったのですが、この後あたりから
 二枚目半の役にも挑戦して、コミカルな面を見せています。

 
 ☆☆☆☆