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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」(1981)マドンナは絶頂期の松坂慶子。

男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」(1981)は「男はつらいよ」シリーズ27作目。マドンナは、瀬戸内海の島から大阪へ出てきた芸者・浜田ふみ役の松坂慶子。本作から満男役が中村はやとから吉岡秀隆に変更された。


見どころは、前年に「愛の水中花」の歌とバニ―ガール姿で大人気となった松坂慶子。「男はつらいよ」のマドンナ役は、当時女優にとっては、一流女優、売れっ子の証でもあった。


松坂慶子は、1981年に「青春の門」「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」により日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞、報知映画賞主演女優賞を受賞。

翌年の1982年には「蒲田行進曲」「道頓堀川」で、2年連続で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞のほか、キネマ旬報主演女優賞、毎日映画コンクール主演女優賞、エランドール賞特別賞、第20回ゴールデンアロー賞大賞を受賞するなど絶頂期だった。

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オープニングは、寅次郎が「浦島寅次郎」で、乙姫様(松坂慶子)やタコ(太宰久雄)がいる竜宮城から、源公の亀に乗り、柴又村に帰ってくる。さくら・博夫婦のように見える二人は寅次郎のことを知らないと言う。


実は二人は、何十年も時が経っている孫世代の夫婦なのであった。玉手箱をあけると、源公の亀が年寄りになる。いつものごとく、旅先で見た夢の中の出来事だった。


寅次郎は、とらやに帰ってきて、夢の中でタコ社長が出てきて、会社が倒産しかかっているなどと話したことで、タコ社長と喧嘩になる。


その日、金策に出かけたタコ社長が行方不明になり、自分がかけた言葉のせいではないかと非常に心配して江戸川沿いを源公とともに探し歩く。


寅次郎は、夜中になって酒を飲んで帰ってきたタコ社長とまたも喧嘩になる。最後はおとなしくなった寅次郎であったが、翌朝旅に出てしまう。


寅次郎は瀬戸内海の小島で、祖母の墓参りをするふみ(松坂慶子)に出会う。聞けばふみの両親は幼いころに離婚し、祖母は育ての親だという。

ふみはこの島で育てられ、現在は大阪で働いていると言うが職業は明かさなかった。
しばらくして寅次郎が大阪に行き、石切神社で水中花の啖呵売をしていると、芸者仲間がおみくじを引いていて、その中の一人、がふみだった。


二人は再会を喜び、寅次郎はふみたち芸者と遊び歩く。夜になって、ふみは、寅次郎を逗留先の「新世界ホテル」まで送るが、タクシー代を渡そうとする寅次郎に「寅さんは友達だから」と受け取りを拒む。

ある日、寅次郎とふみは、宝山寺に出かける。ふみが絵馬に書いた願い事から、寅次郎はふみには両親の離婚と同時に生き別れ母親方に引き取られた弟(水上英男)がいることを知る。

弟に全く会っていないと語るふみに、寅次郎は今すぐ会いに行くことを勧める。二人は急遽タクシーを駆って、弟の勤務先である運送会社に向かったが、彼は前月に急病で亡くなっていた。


寅次郎とふみは、亡くなった弟のアパートに行って彼の恋人に会い、弟がふみを「お母さんみたいに懐かしい人や」と言って、とても会いたがっていたと知る。

ふみは、大事な仕事があったため仕事に向かうが、悲しみのあまり、最後までやりきることができず、新世界ホテルの寅次郎を訪ねてくる。

寅次郎は、いろいろ話を聞くまでは頼もしかったが、酔ったふみに「今晩、この部屋に泊めてほしい」と言われると、しりごみして、自分は他の部屋で寝ることになる。


翌朝、寅次郎がふみに会いにいくと「これから、どう生きて行くか一人で考えていきます。寅さんお幸せに。さようなら」という置手紙があった。


寅次郎は大阪を去り、柴又のとらやへ帰ってきて「大阪の芸者にふられた」ことを嘆く。


ところが、しばらくすると、芸者をやめたというふみがとらやを訪ねてきた。ふみの来訪に、天にも昇る心地の寅次郎。


しかし直後、ふみの口から、約束をしていた板前と結婚し、彼の故郷である対馬(つしま)に移り住むという言葉が出る。


寅次郎は、その日のうちにとらやを立ち去るふみになんとか祝福の言葉をかけるが、さくらには「わざわざ来ることはなかったんだよ。こっちの気持ちにもなってくれっていうんだよ。こんな惨めな気分にさせられてよ」とこぼし、いつになく落ち込んでしまう。


寅次郎がとらやを去った後、新世界ホテルの喜介(芦屋雁之助)がたまっていた宿賃を取り立てにとらやまで来る。


そのころ、寅次郎は対馬まで行き、ふみとその夫に会う。晴れ晴れとした表情で、心から二人を祝福する寅次郞であった。


・・・
寅次郎がしばらく大阪にいて、とらやに戻り、大阪弁が染みついたように「とらやのみんな、変わらへんか」「ああしんど」「長旅で疲れてしもた」と話すと、おばちゃんまで、客に「おいでやす」「おおきに」と伝染するところなどが笑わせる。

タクシーで、ふみの弟の会社に行くと、運転手が「このあたりの○○」というが、「近く」という意味の○○(ねき)だったようだ(そんなのよう知らんわ)。


それにしても、ふみの結婚相手の板前が、どう見ても冴えない感じの男で、美女と何とかといった組み合わせだったが…(笑)。大村崑かしまし娘、など懐かしい芸人が出演している。

 

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