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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「七つの会議」(2019)を再々見。会社の常識は世間の非常識。

   

映画「七つの会議」(2019)を再々見。池井戸潤原作の登場人物は、やや誇張して漫画チックで面白い。

この映画の真の“ワル”はだれか…。隠ぺい工作を指示した子会社社長か。指示に従って不正を行った担当者か。それとも、最終決定権のある御前様と呼ばれる総帥、グループ社長(北大路欣也)か(笑)。

映画のラストで、居眠り係長と揶揄される八角(やすみ)係長(野村萬斎)が言う。

この世の中から「不正」は全くなくならない会社の常識は世間の常識から外れている。かつての侍の生きざまと同じで、人の命より会社の命が優先。藩(=会社組織)を抜けだせば、路頭に迷い、会社と社員は持ちつ持たれつの関係。

・・・

    大事(おおごと)は簡単に壊れた椅子のネジから始まった…。

   こんなことを思いつく人間は一人しかいない!あいつだ

グループ会社の総帥であり社長の御前会議で、社長(北大路欣也)が「私が知りたいのは真実だ。うわっつらの説明や言い訳は聞きたくない。真実を話せ」と迫られる会社の幹部たち。

責任のなすりあい、それぞれが保身のための言い訳や往生際の悪さが描かれる。大企業の不正の隠ぺい、営業の過酷な現場での売り上げ操作、下請け企業との癒着、リコール隠し、トカゲの尻尾切りのような社員の左遷。

そんな中、20年間、万年係長の座に甘んじていた”居眠り八角(はっかく)”社員の痛快な逆転劇が描かれる。八角(やすみ)係長役の野村萬斎が、営業会議の席で居眠りをしていてほかの社員から疎まれるがなぜか、営業を統括する上司は見て見ぬふり。その裏には何があるのか‥‥。萬斎が正義感はあるもの、崩れた役を熱演。

巨悪の根源はだれか…。「半沢直樹」に始まった顔芸が見どころ。

 顔芸といえばこの人。

 言われるままに従っただけだ。

 わしは知らん。 

 

 

 真実だけを知りたい。

 すべては20年前にある。

 この会議に議事録は存在しない。

 すべてをお話しください。

大企業のリコール隠し、闇回収、隠蔽、トカゲの尻尾切りのような社員の左遷。そんな中、20年間、万年係長の座に甘んじていた”居眠り八角(はっかく)”社員の痛快な逆転劇。八角(やすみ)係長役の野村萬斎が正義感はあるも、崩れた役を熱演。

fpd.hatenablog.com

※「映画クイズ」第4弾にこの映画からの出題があります。

 

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