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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「体脂肪計 タニタの社員食堂」(2013)</span>


 
映画「体脂肪計タニタの社員食堂」(2013)は、健康機器メーカーのタニタが社員の健康維持を目的にした社員食堂メニューにまつわる実話をベースにしつつ、「もし、タニタの社員が全員太っていたら…」という着想を元に構成されたフィクション。
 
原作は、レシピ本としては異例の売上累計485万部を突破し、社会現象となった。タニタは映画の告知イベント等で協力しているが、映画製作そのものには直接関与していない。
 
優香は、「輪廻」以来7年ぶりの主演映画である。
 

 
 
 
健康機器メーカーのタニタは世界初の体脂肪計の開発に成功したが、ワンマン社長・谷田卯之助(草刈正雄)の息子で副社長の幸之助(浜野謙太)をはじめ、社員は肥満体型の者ばかりだったため、モニターからの評判も芳しくなく、売り上げは伸びなかった。
 
そんなある日、卯之助が病気で倒れてしまう。
ワンマン社長の会社の弱さは、そのワンマン社長がいなくなったとき。
卯之助に代わって大事な新商品発表会のプランを任された頼りない幸之助は、卯之助からの厳命に従い、社員が自らダイエットを行い、その経過を発表するプロジェクトを提案する。
 
幸之助は、高校時代の同級生でかつて自身も肥満体型だった栄養士の春野菜々子(優香を社員食堂の責任者として雇い入れ、プロジェクト「ダイエット・キャンペーン」を実行するが、その行く手には様々なハードルが立ちはだかる・・・。
・・・
 
菜々子(優香)は栄養士の資格は持つが、料理が全く苦手で、調理担当のベテラン女性たちからは「料理のできない栄養士なんて・・・」とバカにされる。
 
料理は現場で起きているのよ。現場で」。
 
が、やがて奈々子の熱心さと気概に触発されていく。太った社員たちは、食べたいものも我慢し、3か月のダイエットに挑戦する。はたして、ダイエットに成功するのか・・・。
 
・・・
タニタの会社の方針は、「世界から肥満と飢餓を無くす」。
そのため、低カロリーのメニューを次々に生み出して社員食堂で提供する。2か月たったころに、社員からは「たかが食べ物のことでこんなに苦しまなければならないのかね」といったあきらめの声も聞かれるが、奈々子が仲間たちを叱咤する。
 
挑戦している社員の中には、離婚して、月に一度女の子供に会うのだが、「太っている父親など、恥ずかしいから授業参観も運動会もこないで」と言われる始末。「来てほしくないという思春期の心情がわからないのか」と大人びたことを言われ、一念発起するのだが。
 
・・・
優香が、前向きでパワフルな栄養士を演じている。
挫折しそうな二代目の幸之助は「中途半端で、仲間たちとやってきたことを投げ出し逃げるのか」と強く言われ、「レシピノート」や食堂での社員の食堂の高い評価を示す「アンケート」を見て、再びやる気をおこし、一度は担当を外されたが、会議で切々と訴えてプロジェクトを実行していく・・・。
 
モニターとして肥満だった4人が三か月後の姿を披露する発表会がやってきた・・・。
 
・・・
太ってモテなかった女性がほっそりとなったら、振った男が戻ってきて、やり直そうとするが、女性のほうからお断り。
 
劇中登場する歌もいい。
 
”♪  I  want Nobody Nobody but You
    (他の人じゃいや あなたでなけりゃ)
 
タニタで登場するレシピの数々が低カロリーでうまそうだった。
「豆腐のつくねハンバーガー(421キロカロリー)」など。
 
社長(草刈正雄)が入院した時の看護師が壇密だった。
壇蜜が「胸があたっちゃいましたね、気を付けます」というと草刈が「気を付けなくていいよ」というのがおかしい。そして、いつの間にか、壇密は、社長秘書になっていた! 社長の息子の幸之助が社長室に入ろうとすると秘書の壇蜜が出ていくのを見て驚くが、社長は「転んでもただでは起きない」とニコリ。
 
・・・
かなり、食生活、カロリーなどで考えさせられる映画であった。
ダイエット中に、最も好きだった食べ物(イチゴのメルフィーユ明太子のスパゲッティ)を目の前に出されても、我慢したり、冷蔵庫を開けないようにガムテープでドアをふさいだりと涙ぐましい努力が泣かせる(笑)。
 
出演:
春野菜々子:優香
谷田幸之助:浜野謙太
谷田卯之助:草刈正雄
丸山:宮崎吐夢
太田:草野イニ
光子:渡会久美子
信子:藤本静
小泉専務:酒向芳
太田の元妻:吉田羊
居酒屋の大将:駒木根隆介
看護師後に秘書:壇蜜
 
☆☆☆
 
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