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映画「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」を再見。

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9人の翻訳家 囚われたベストセラー」(原題:英題:The Translators, 2019)は劇場で見ているが、どんでん返しの映画で度々登場するので、あらためて再見した。

刑務所での冒頭の面会シーンが、後でどういった状況での場面だったかがわかるという、ある程度お決まりの描写。大体ラストシーンが冒頭に来ることが多い。

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ベストセラー作家がペンネームを使っていたが、書いていた人物が、翻訳家の9人の中に紛れ込んでいた!しかも、ほかの翻訳者が一生懸命翻訳中でも、その当人は、居眠りしたりしている(笑)。「七つの会議」の野村萬斎か(笑)。

厳重に管理されていたオリジナルの原稿を早く見つけて結末を知りたいということで、翻訳依頼者(出版社社長)が電車で帰途の際に、仲間たちと原稿のカバンをすり替えて、日本製の超高速コピーマシンでコピーする、時間との戦いはスリリングだった。

コピーが終わって高架線の地下鉄を追う車(タクシー)が、カバンの持ち主が下車するまでに間に合うのか・・・。このあたりは「フレンチ・コネクション」の追跡アクションシーン並みだった。

が、が、が、が・・・すり替えたカバンを元に戻すというスリリングな展開だったが、結局、間に合わなくても問題はなかった。一連の行動は、原作者が翻訳仲間たちを信じ込ませるものだった。「スティング」並みの大芝居だったのだ。

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9人の翻訳家のうち、ひとりの女性は首吊り自殺をし、もうひとりも殺されたりと、たかが翻訳されど翻訳が命懸けとは・・・。特殊すぎる環境で、やや異常な世界が描かれる。以上

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