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映画「君の名前で僕を呼んで」(英題: Call Me By Your Name、2017)を見る。アカデミー賞「作品賞」など4部門ノミネート。

 

映画「君の名前で僕を呼んで」(英題: Call Me By Your Name、2017)を見る。今やハリウッドの俳優として人気絶頂のティモシー・シャラメが主演で、21歳という若さで第90回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされた。これはジャッキー・クーパー、ミッキー・ルーニーに次いで、史上3番目の若さだという。

ティモシー・シャラメと言えば最新作の「マーティ・シュプリーム 世界をつかめ」では口八丁手八丁のお調子者を演じているが「君の名前~」での多感でナイーブな若者とは違った無鉄砲な役で演技派ぶりを見せつけている。

1980年代のイタリアを舞台に、17歳と24歳の青年が織りなすひと夏の情熱的な恋の行方を、美しい風景とともに描いたラブストーリー。

アンドレ・アシマンの同名小説を原作に「日の名残り」「眺めのいい部屋」の名匠ジェームズ・アイボリーが脚本を執筆「胸騒ぎのシチリア」などで知られるルカ・グァダニーノ監督がメガホンをとった。

<ストーリー>
1983年夏、北イタリアのとある避暑地。17歳のエリオ・パールマン(ティモシー・シャラメ)は、今年も両親と共に別荘で一夏を過ごしている。

家族は数ヶ国語を使い、アカデミックな雰囲気を漂わせる。滞在中、エリオは読書、詩作、作曲、ピアノ演奏、プール遊び、夜はダンスパーティに耽っていた。

そんなある日、考古学の教授であるエリオの父サミュエル(マイケル・スタールバーグ)の助手として、アメリカから24歳の大学院生・オリヴァー(アーミー・ハマー)がやってくる。

自信と知性に満ちたオリヴァーを初めは疎ましく思うエリオだったが、次第に彼に対して抑えることのできない感情に駆られていく。

・・・
古き良き時代ののどかで素朴な北イタリアを舞台に限られた時間の中で、一進一退を繰り返しながらも、確かな愛情の絆を育んでいくエリオとオリヴァー。

一般的な親なら息子の行動に眉を顰め反対するだろうが、インテリ夫婦のエリオの両親は違った。息子とオリヴァーの関係を知っていても、口出しは一切せずに見守るところが大人の対応。とくに父親のサミュエルのセリフが胸に刺さる。

相手が誰であろうと人を愛することに優劣はないし、ましてや恥ずべきことではない。

そもそも愛情とは人間にとってごく自然な感情であって、哀しみや痛みもすべて受け入れていくべきだという。

全体を通して映し出される田舎の風景の映像美と穏やかなテンポで描いていくルカ・グァダニーノの監督の1980年代を再現した演出がいい。

エリオがオリヴァーが去った後に、車で落ち込んでいると、マルシアがやってきて「私は彼女?」と聞くと、エリオは両手を広げるようなしぐさを見せる。わからないといった表情にショックを受けたマルシア。

マルシアはいったんは自転車で去ったが、あとでエリオに言う。「ずっと友人でいてくれる?」エリオは「一生」というが…。オリヴァーから電話があり、婚約し、来年結婚するという。

ラストではエリオの脳裏に、さまざまなことが去来し、感慨にふけるシーンがしばらく続く印象的なシーンで幕を閉じる。シャラメが広く世に知られることになった映画だった。

<主な登場人物>
■エリオ・パールマン:ティモシー・シャラメ…知的で感受性の豊かな17歳の思春期の少年。イタリア語のほか英語、フランス語を自在に操るマルチリンガル。ピアノやギターの優れた演奏家でもあり、文学と音楽をこよなく愛す。
■オリヴァー:アーミー・ハマー…アメリカ人で24歳の大学院生。インターンとしてパールマン教授の助手として6週間パールマン家に滞在する。
■サミュエル・パールマン:マイケル・スタールバーグ…ギリシャ=ローマ美術史の教授。
■アネラ・パールマン:アミラ・カサール…エリオの母。幾つもの言語に精通した翻訳家。
■マルシア:エステール・ガレル…エリオの幼馴染でガールフレンド。

■キアラ:ヴィクトワール・デュボワ…エリオの幼馴染の女性。

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