
ドラマ「メガバンク最終決戦」(WOWOW、全6話、2016)を一気に見る(アマプラ配信)。原作は波多野聖の同名小説の金融ドラマ。主演は椎名桔平。共演は桐谷健太、大石吾朗、利重剛、左とん平、石橋凌、緒川たまき、音月桂など。
日本国債暴落に揺れる巨大銀行TEFGを舞台に、外資系ファンドによる買収から銀行を守るため、凄腕ディーラーが奮闘する物語。
日本国債暴落により債務超過の危機に陥ったメガバンクで、行内の抗争や外資の攻撃と対峙する経済サスペンス。
日本最大のメガバンクを舞台に、凄腕ディーラーである専務と出身行ごとのヒエラルキー等に屈することなくまじめに仕事をこなす総務部長代理の二人が、買収を目論む外資系ファンドや官僚との攻防戦を繰り広げるスリリングな展開が飽きさせることなく最後まで続く。

ハゲタカと言われる外国ファンドとの攻防が見どころで、臨時株主総会を巡って議決権の獲得合戦が激しく繰り広げられる。
伝説の相場師と言われた人物を演じる左とん平の存在感が圧巻。撮影当時78歳で、2年後に80歳で亡くなったが昭和のレジェンドと言ってもいい俳優の1人だ。大石吾朗、石橋凌、日野陽仁といったベテラン俳優が重厚な演技を見せる。
その一方で、外国ファンドのトップは洗練された若い女性で日本の老害集団との違いを見せつける。女優陣では、クラブ・ママの緒川たまき、外資ファンドの日本代表の音月桂といった女優がカッコいい。
銀行モノでは「半沢直樹」ほどのインパクトはないが、銀行のM&A、野望、策略、不正、癒着、裏切りなどを暴いた見ごたえのあるドラマだった。




<ストーリー>
東西帝都EFG銀行(TEFG銀行)は、合併により誕生した日本最大のメガバンク。戦前より日本経済に君臨してきた企業集団・帝都グループを長年に渡り支えてきた「帝都銀行」と為替専門銀行の「東西銀行」が合併した「東西帝都銀行」。さらに、巨額の不良債権を抱える「EFG銀行」を金融庁主導の元救済合併したことにより誕生した。
合併後も行内融和は進まず、帝都銀行出身者を頂点とし、その下に東西銀行出身者、EFG銀行の前身行である「大栄銀行」出身者、そして底辺部に大栄と同じくEFG前身行である「名京銀行」の出身者が位置するピラミッド型のヒエラルキー構造が成立し、内部では各出身行の軋轢(あつれき)が根強く残っていた。
ある日、日本国債が突如として暴落。
そんな中、TEFG銀行専務である東西銀行出身の凄腕為替ディーラー・桂光義(椎名桔平)は、帝都銀行出身者である頭取・西郷洋輔(大石吾朗)と金融庁長官・五条健司(石橋凌)の密談によって、TEFG銀行の行名を帝都銀行に戻すことを容認する見返りとして5兆円の超長期国債が極秘裏に購入されたことを知る。
日本国債の暴落によってそれは数兆円規模の巨額損失をTEFG銀行にもたらし、急転直下TEFG銀行は債務超過、経営破綻の危機を迎えるのだった。
・・・

<主な登場人物>
■桂光義:椎名桔平…東西帝都EFG銀行・専務。ディーラー。
■二瓶正平:桐谷健太…東西帝都EFG銀行総務部・部長代理。
■西郷洋輔:大石吾朗…東西帝都EFG銀行頭取。
■有村次郎:日野陽仁…東西帝都EFG銀行副頭取。
■水野正吾:利重剛…財務省事務次官。
■湯川環季:緒川たまき…クラブ「環」のママ。桂の恋人。
■佐川瑤子:音月桂…オメガ・ファンド日本担当。
■二瓶舞衣子:大塚千弘…二瓶の妻。トラウマに悩まされている。
■五条健司:石橋凌…金融庁長官。野望がある。
■荻野目裕司:音尾琢真…中央経済新聞デスク。桂に協力する。
■エドウィン・タン/塚本卓也:小松利昌…ウルトラ・タイガー・ファンド運用者。二瓶とは大学時代の同級生。
■君嶋:袴田吉彦…桂の東西銀行時代の元同僚。ライバルであり友人。
■高柳正行:益岡徹…第一次産業中央金庫専務理事。
■山下一弥:田窪一世…東西帝都EFG銀行常務。
■下山弥一:長江英和…東西帝都EFG銀行常務。
■辻本勇:遠藤たつお
■ヘレン・シュナイダー:カミラ・ストール…オメガ・ファンド 代表。瑤子のパートナー。
■石原恵太:小柳友…東西帝都EFG銀行市場部。ディーラー。
■浜口:左とん平…伝説の相場師。KTファンド代表。
タイトルの「東西帝都EFG銀行」は「三菱東京UFJ銀行」と似ている(笑)。
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