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ドラマ「誘拐 KIDNAPPING」(小林義則監督、2009、WOWOW)を見る。三上博史、西島秀俊主演。

ドラマ「誘拐 KIDNAPPING」(小林義則監督、2009、WOWOW)を見る。主演は三上博史、西島秀俊。五十嵐貴久の小説を映像化したヒューマンサスペンス作品。
同じWOWOWのドラマ「社長室の冬‐巨大新聞社を獲る男‐」を見たばかりで、偶然にも、主演がまたまた三上博史だった。

三上博史は熱血漢タイプでやや過剰な演技ではあるもののWOWOW御用達俳優のようによく出ている。

同名タイトルの映画(渡哲也主演)とは別物。WOWOW版は、総理大臣の孫娘誘拐事件をめぐる犯人、警察、政府の攻防を描くヒューマンサスペンス

刑事が誘拐の犯人にたどり着くが、目の前に犯人がいても「ある事情」により絶対に逮捕することができないという結末だった。誘拐事件があったことも闇に葬られることになる。

首相の孫娘の中学生役で当時13歳の三吉彩花(写真下)が出演している。

<ストーリー>
ある夜、仕事で娘の友人の父親をリストラしたことを機に娘を失い、自暴自棄になっていた秋月孝介(三上博史)。

秋月は総理大臣の佐山憲明(石坂浩二)と、その孫娘の百合(三吉彩花)が食事に行くルートで警備を担当していた刑事・星野克彦(西島秀俊)と出会う。

妻も家を出てしまったことで荒んだ生活を送る秋月だったが、ある1本の電話を機に、その人生が大きく変わる――。

韓国大統領来日を控えた夏。歴史的な日韓友好条約締結を前に、警察が全勢力を挙げて大統領警護にあたるその裏で事件は起きる。 

現職総理大臣・佐山の孫娘が誘拐されるという前代未聞の事件。 決して直接コンタクトを取らず、間に不特定の一般人を介して、いっさい痕跡を残さない犯人。

犯人は、首相の孫娘を誘拐し、身代金30億円を10台の同じ車種の車に分けて移動させる手口。

政府と警察は翻弄されるが、担当する刑事の星野(西島秀俊)は、犯人からのメッセージなどのやり取りから、首相が応じないとしても人質の孫娘を殺すことはないと確信する。

犯人の要求は、日韓条約締結の中止と活動資金30億円。しかし、真の目的はお金ではなかった。

・・・
最後にどんでん返しがある。上にも書いた「ある事情」で犯人の秋月は逮捕されない。

<ネタバレ>
自作自演の誘拐を仕組んだのは孫娘で、孫娘が信用できる人物として秋月を選び、自分を誘拐させたのだった。

孫娘の同級生の親友が自殺したが、その娘こそ秋川の娘で、秋川は大切な人を失った苦悩を知っていたからで、祖父である首相(石坂浩二)の生き方、考えに対する反発の意思表示でもあった。

犯人を逮捕すれば、誘拐事件に関して首相の孫娘に影響が及ぶので、警察は犯人逮捕に踏み切れなかったのだ。

<主な登場人物>
■秋月孝介: 三上博史…頭脳犯。娘を失い、絶望から総理の孫娘を誘拐。
■星野克彦 : 西島秀俊…冷静な刑事。
■佐山憲明 : 石坂浩二…内閣総理大臣。
■関口純子 : 中越典子…秋月が犯行の助手として雇う。
■荒巻啓秋:渡辺いっけい…警察官。韓国大統領訪日警備に警察の8割を動員。
■湯浅恵一:和田聰宏
■佐山百合:三吉彩花…総理の孫娘。
■遠藤久信:矢島健一…警察官。
■秋月由布子:奥貫薫
■秋月宏美:金澤美穂

監督・小林義則
原作・五十嵐貴久 

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