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ドラマ「社長室の冬‐巨大新聞社を獲る男‐」(全5話、2017、WOWOW)を見る。

ドラマ「社長室の‐巨大新聞社を獲る男‐」(全5話、2017、WOWOW)を見る。紙(新聞)とデジタル・ネット配信の攻防を巡る経済サスペンス。全編にわたり緊迫感を高める音楽。音楽は沢田完が担当。重厚な企業ドラマを高めるサスペンスタッチのダイナミックな劇伴でドラマを盛り上げている。

今やオールドメディアと呼ばれる新聞と速報性のあるネットメディアの攻防。新聞業界の政治家との癒着で、ジャーナリスト魂が失われた現実に戦いを挑む元記者。

20年前にスクープを経営トップと政治家の癒着で潰された元記者が、経営危機に陥っている元在籍した新聞社を外資のネット通販会社の日本法人代表となって再生を仕掛けバチバチのバトルが繰り広げられる。

外資の買収条件は、なんと紙の全面廃止が絶対条件という厳しさ。当然、印刷・製作部門などのリストラ、整理が予想され組合などから猛反発される。

買収側のAMCジャパン社長の青木三上博史)は、現在の新聞社は、権力を監視するという役割を放棄しジャーナリスト精神を失っているとして、AMCは、従業員をAMCのネットワーク網に組み入れて、一人のリストラもしないと宣言し、新聞社を救うという。

青木の説得で組合員たちの一定の理解を得るが、創業一族の「フェイクニュース」でまたまた潰される。青木の鬼気迫る演技が凄まじい。

新聞社の創業一族の長澤(田中泯)と政界の重鎮・三池(岸部一徳)の買収阻止に向けた黒幕の老獪ぶりも見どころ。

NHK朝のドラマ「マッサン」でブレイクしたシャーロット・ケイト・フォックスが米国の通販大手会社のCEOを演じてスマートでカッコいい。

長澤は新聞社の取締役の1人を子飼いにして「こちらから戦争を仕掛けるのに策を一つしか用意しない指揮官がいるかね。いよいよ復讐の時が来た」と宣戦布告する。

AMCジャパン・サイドも「全面戦争だ」と一歩も引く構えは見せずに攻防が繰り広げられ、果たしてその先は…?

ドラマ第1話の冒頭でニューヨークのトランプタワーが登場。ドラマ内で「フェイクニュース」を取り扱うなど、2017年に就任した米国トランプ大統領を彷彿とさせる演出が垣間見られる。

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【シーズン1エピソード1 - 黒船襲来】
発行部数の減少により経営危機に陥った巨大新聞社・日本新報が新聞社初となる身売りを決断。交渉相手は外資系ネット通販会社・AMCジャパンの社長である青井聡太(三上博史)だった。

そんな折、社長の小寺政夫(中村敦夫)が急死し、混乱の渦に巻き込まれる日本新報。交渉を引き継いだ新社長の新里明(笹野高史)は、社長室の若手社員・南康祐(福士誠治)とともに、ドナルド・トランプ大統領を彷彿とさせる青井と対峙することに。

【シーズン1エピソード2 - 革命の狼煙(のろし)】
青井が身売りを引き受ける条件として日本新報に突き付けたのは「紙の新聞の全面停止」だった。あまりに過激な要求に反発する日本新報経営陣。

新里から青井の真意を探ることを命じられた南は、青井の秘書・高鳥亜都子(北乃きい)に接近を試みる。

一方、日本新報の創業者一族である長澤英昭(田中泯)は、民自党政調会長の三池高志(岸部一徳)に働き掛け、身売りを阻止すべく動き始める。

【シーズン1エピソード3 - 既得権益の崩壊】
長澤の画策により、身売り交渉の内容が日本新報社内に知れ渡ってしまう。社内世論は身売り反対に大きく傾き、新里は苦境に立たされる。

そんな状況でも青井は手を緩めることなく、身売り引き受け後の衝撃的な展開プランを新里に突き付ける。

一方、南は青井からのオファーに心を揺さぶられつつも、青井の20年前の不正について調べ始める。そんな折、長澤は南をスパイとして利用することを三池に提案するが...。

【シーズン1エピソード4 - 全面戦争】
身売り話をつぶすべく、三池はAMCジャパンと日本新報に対する圧力を強めてきた。反発した青井は、三池のスキャンダルを暴いて反撃することを決意。

三池に因縁がある南は青井から共闘を持ち掛けられ、複雑な想いを抱える。そんな折、三池が裏金を受け取ったという情報がAMCジャパンのサイトに寄せられる。

青井は投稿者とコンタクトが取れていない状況で記事をアップすることを決意するが...。

【シーズン1エピソード5 - 新聞の未来】
日本新報のAMCジャパンへの身売りに反対する長澤は、日新テレビとの連帯を発表。さらに実の娘である亜都子(北乃きい)に裏切られた青井は告発強要を糾弾され、一転して窮地に追い込まれる。

新里も労働組合から退任を要求され、日本新報の身売りは絶望的な状況に陥る。さまざまな想いが交錯する中、身売り交渉の行く末はどうなるのか!?

果たして青井はジャーナリズムを守るための闘いに勝つことができるのか...?    

 

<主な登場人物>
■青井聡太:三上博史…米国AMCジャパンの日本法人社長。元記者。強烈な意思と過激な要求で周囲を翻弄する。

■南康祐(やすゆう):福士誠治…日本新報の元記者で社長室秘書。

■高鳥亜都子:北乃きい…青井の秘書。青井の娘。アリッサの信頼が厚い。

■アリッサ・デリーロ:シャーロット・ケイト・フォックス…ネット通販会社大手AMC本社のCEO。


■椎名公平:小市慢太郎…日本新報経営幹部の一人。青井聡太とは同期。


■木元保:渡辺いっけい…日本新報取締役。社外の重要人物と通じている。

■小寺政夫:中村敦夫…日本最大の新聞社「日本新報」社長。身売り決断の発端を作るが急死する。
■新里明:笹野高史…小寺社長の急逝を受けて後任となった新社長。青井とは因縁があり、身売り交渉をめぐり対立・葛藤する。


■長澤英昭:田中泯…日本新報創業者一族の長で身売りに強く反対。政治家・三池高志らと結託して抵抗する。

■三池高志:岸部一徳…民自党政調会長。新聞社の身売り阻止工作に乗り出す重鎮。

■酒井優奈:南沢奈央…日本新報の社員。南康祐の記事を切り抜きスクラップしている。

■酒井季子(すえこ):原日出子…新聞配達店主。優奈の母。

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