円安傾向が止まらず、輸入品を中心にモノの値段が上がり続けている。全く困ったものです。
「ノンアル」「食パン」などもいつの間にか値段が上がっているし、灯油の値段を例にとると、先日、この秋に初めてストーブ用の灯油を買いに近くのGSに入って驚いた。
18リットルが1980円だった。1年前は約1,500円だった。その後春には1,700円くらいに上昇し、今や2,000円とは…!
今回、18㍑がいくらかを確認せず、店員に2,000円を渡したら、釣りが20円だった(笑)。驚いたそぶりをしたら「今のところは、2,000円以内です」と言っていた(笑)。
ニュースを見たら、14日の外国為替市場では、日米の金融政策の違いを受けた日米金利差拡大が意識され、1ドル=148円台後半と32年ぶりの安値を更新したという。
円安の流れは止まっておらず、150円台も視野に入ってきたようだ。
ほんの1年前の昨年末に115円程度だった円相場は、14日までに対ドルで年初来22%強下落した。150円台を付ければ1990年8月以来となる。
円安・ドル高が止まらない背景にあるのが米国の高インフレだという。
日本円はかつて、1ドル=360円という固定相場制だった。1973年に変動相場制に移行。これにより円に対する各国通貨の価値は、経済成長率やインフレ率などの経済情勢に応じて、そのつど変動するようになった。
外国通貨と円の交換比率を示すのが為替レートで、日々刻々と変化する。代表的なものがドル・円レートで、1ドル=100円という形で表している。1ドル90円、80円となると「円高」。1ドル110円、120円と振れると「円安」。
これまで、1ドル360円から、変動制に移行して、1987年のブラックマンデーの時には超円高の1ドル78円を経験したこともあるので、同じ1ドルでも大きな幅(4倍の格差)を経験したことになる。
ユーロ/ドルの比較も驚いた。1990年代ごろには、日本円の対ドル 、対ユーロは、ドルの1に対してユーロは1.5くらいの差があったような気がするが、今やほとんど同じになっている。相対的に円の価値が下がったということになる。
コロナ渦で、外国からの旅行者が減っていたが、外国からの旅行者にとっては円安のメリットが大きいようで、また爆買いの傾向も一部に出てきたようだ。
円高の時には、逆に、それ行け!アンパンマンではないが海外旅行ブームもあったことを思うと、景気は時計の振り子のように、左右に振れるようだ。
こうした事態に備えて「緩和と円安」で「外国人客の爆買いに期待」「免税対応や高級品の品揃え強化で備える店」といったニュースも見られる。
1ドル=80円といった時代が懐かしい(笑)。
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