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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ハリウッドを斬る!~映画あるある大集合~」(原題:ATTACK OF THE HOLLYWOOD CLICHES!、2021) を見る。

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ハリウッドを斬る!~映画あるある大集合~(原題:ATTACK OF THE HOLLYWOOD     CLICHES!、2021) を見る。ハリウッド映画に見られる”お決まり”のシーンなどについて俳優、製作者、評論家など映画関係者が語る58分のネットフリックス・オリジナル映画。原題のCLICHES(クリシェ)は、決まりごとのこと。

俳優で監督のロブ・ロウが進行を務める。ほかに、アンドリュー・ガーフィールド、アンディ・マクダウエル、フローレンス・ビューなどが登場する。

ハリウッド映画のあるあるに突っ込んでいくというもので、お決まりやあるあるをただ茶化すのではなく、その様式美を認めている。

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キル・ビル」や「ダイ・ハード」などでは、悪役が最後に倒れることで観客は安心し満足する。「ダイ・ハード」の悪役アラン・リックマンがビルから落ちるシーンは印象的だ。

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怒りの表現のひとつとして、テーブルの上にあるものを全て手で払い落とすといったシーンが多い。

ハラハラさせるシーンとして「ザ・ロック」などの映画では、時限爆弾がギリギリの残り時間、たとえば残り0秒のところで停止するなどがお決まり。「ジャガーノート」では、赤か青のどちらのコードを切るか。間違った方を切ればその場で即爆発というハラハラ。

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現代ホラー映画・スラッシャー映画を特徴づける重要な要素として「ファイナル・ガール」と呼ばれる女性たちが登場するという。「ハロウイン」「13日の金曜日」「スクリーム」などだ。純粋無垢な女性が登場し、殺されるといった映画だ。

恐竜に追われる女性はなぜかハイヒールを履いている

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サイコ」のシャワーシーンは、恐怖の原型として、後の映画に多くの影響を与えている。

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あるあるから見えてくる問題点も掘り下げて、映画の解説の枠にとどまらない内容となっているところが面白い。