昨日放送されたフジテレビ系”月9ドラマ”「コンフィデンスマンJP」が映画化されることが4日、第9話の最後で電撃発表された。公式ツイッターでも「映画化決定 続報を待たれよ!」とツイートされた。
面白いものは誰が見ても面白い!
今期ドラマで、満足度調査なるもので92%が満足という、”めっちゃ”おもしろい「コンフィデンスマンJP」が、来週のシリーズ最終回を待たずに映画化が決定するとは。
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「コンフィデンスマンJP」は、毎回、異なった業界・業種を「○○編」という形で取り上げ、昨日は「スポーツ編」だった。スポーツの中でも、バスケットボールを取り上げていた。
少し脱線するが、IT企業社長というのは30歳前後で、ネットのライブ配信などで、巨万の富を得て、もてはやされている。そこらへんの平凡なサラリーマンとは違って、若い女優や女子アナなどからも”熱視線”を向けられている。剛力彩芽(ごうりき・あやめ)や石原さとみも、IT社長との交際が明らかになった(このブログは、芸能ニュースも扱うのか?)。
それはともかく、「スポーツ編」では、若きワンマンのIT社長が登場。
どちらかといえば好青年のイメージが強い小池徹平が演じていた。
ところが小池徹平社長は、社内では、意見を言うものは即クビ、スポーツチームを買収するのは、節税対策か、はたまた、小さい頃、スポーツが苦手だったコンプレックスからか、弱いチームを買収。チームが強くなって、お金を稼いでは困る・・・というスタンスだった。
この「コンフィデンスマンJP」は、第1話が「映画編」で、まず視聴者を掴んだ。
毎回、「医療」「史跡」など分野は違っても、長澤まさみ演じるダー子、東出昌大演じるボクちゃん、小日向文世演じるリチャードのコンフィデンスマン(信用詐欺師)3人が、壮大で奇想天外な計画で欲望にまみれた人間から大金をだましとる物語。
悪い奴らからお金を巻き上げるというので、爽快・痛快さが残る。
3億円だまし取っても、経費を差し引くと、何千円というのがおかしい。
次回の11日最終回では、ボクちゃんが、ダー子とリチャードから詐欺で稼いだ額が億単位だと聞き、これまでが奇跡的にうまくいっていただけで、いつか報いを受けるから「もう充分だよ」と詐欺稼業から足を洗おうと主張するが、どこ吹く風のダー子に「僕は降りる」と去ってしまう。
1年後、引っ越し屋としてまっとうに働き主任にまで昇進したボクちゃんは、職場で重い荷物を持てず四苦八苦していた新人の鉢巻(佐藤隆太)と出会う。
仕事終わりに、居酒屋で語り合う中、鉢巻は体が弱く今までまともに働いたことがなく、親の遺産を切り崩しながら暮らしてきたこと、その遺産すらも結婚詐欺に遭って全て失ってしまったと明かす。
ボクちゃんは詳しく事情を聴き、相手の女性と結婚相談所所長の似顔絵を書かせると、完成した似顔絵は、ダー子とリチャードそっくりだった。怒り心頭のボクちゃんは、鉢巻を連れ、ダー子のスイートルームを訪れ、真相を確かめようとダー子とリチャードに詰め寄るが、そこで鉢巻の態度が急変する物語という。
昨日は、その予告編が終わった後「映画化決定!」とテロップが流れた。
テレビドラマ1話にも、相当の予算をつぎ込んでいるようで、毎回、映画並みのスケールだった。20年前のテレビドラマはフジテレビ(中でも、「月9」)が黄金期だったが、この数年は凋落の一途。日本テレビなどに首位を明け渡していた。
「コンフィデンスマンJP」の成功の秘密は2つと見る。
ひとつは、「脚本(家)」。もう一つは、登場人物のキャラ設定。
脚本は、「リーガルハイ」シリーズや「デート~恋とはどんなものかしら~」といった大ヒットドラマを手がけたほか、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」では、第29回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞するなど、いまや日本のみならず、世界が注目する当代随一の脚本家・古沢良太とあっては、鬼に金棒。
その古沢良太が信用詐欺師のダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)の3人が、毎回、さまざまな業界の”金と欲にまみれた“大物たちから奇想天外な方法で金をだまし取るというドラマは、個性豊かなキャラクターたちが暴れまわる、痛快かつエッヂ―な“古沢ワールド”全開のエンターテインメント作品になっているというわけだ。
その古沢良太が信用詐欺師のダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)の3人が、毎回、さまざまな業界の”金と欲にまみれた“大物たちから奇想天外な方法で金をだまし取るというドラマは、個性豊かなキャラクターたちが暴れまわる、痛快かつエッヂ―な“古沢ワールド”全開のエンターテインメント作品になっているというわけだ。
配役では、主人公3人のキャラがいい。中でも長澤まさみは、抜群の自由奔放・天然キャラでエンターテイナーぶりを発揮している。
ひところは、綾瀬はるか、石原さとみ、吉高由里子などと同列くらいの一人と思っていたが、半馬身リードしているような印象だ。”七変化”もそうだが、表情が豊か。美人剣士やCA、金髪女優や、中国人バイヤーや、超地味な社長秘書まで・・・。
こんな女優は、見たことがない!
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