DCコミック「ワンダーウーマン」の実写化だが、悪からこの世を守る兵士アマゾン族の王女として生まれたダイアナが、戦争で大勢の人を殺している宿敵アレスを倒すため、生まれ育った島を出て人間世界で戦う物語。
ジェニファー・ローレンスの登場のような”スター誕生”を彷彿とさせる。
追っかけ女優の一人になりそう(笑)。
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主人公ダイアナは人間社会から孤立した女性だけの一族のプリンセスとして生まれる。幼い少女ながら大人の兵士たちの戦いの訓練の様子を遠くから眺めて、真似をするおてんば娘。演じる子役もキュートで可愛い。
やがて圧倒的な強さを誇る美女戦士へと育ったワンダーウーマン。
好奇心旺盛だが外の世界を一切知らず、男性を見たことすらない世間知らずのダイアナの運命は、ある日、浜辺に不時着したパイロットを助けた事によって大きく動き出す・・・。故郷を離れ、プリンセスという身分を隠し、人間社会で暮らし始めるのだが・・・。
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同国には兵役義務があり、18歳から2年間、イスラエル国防軍で戦闘トレーナーの職務に就いていたという。映画「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」でワンダーウーマンを演じるにあたっては、「軍でトレーニングをしていた頃を思い出す」と兵役時代の経験が役作りに役立ったという。
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主人公のダイアナの一挙手一投足から目が離せない映画だった。
アイスクリームを食べるシーンなどは、オードリー・ヘプバーン(「ローマの休日」)か。
未開の大地アマゾンにしては数十カ国の言葉を話すというのが理解できないが、一般に知られていないマイナーな言語も理解してしまうという能力もある、まさにワンダーなウーマン。
カッコイイ女優がいたものだ、というのがこの映画の強烈な印象だった。
最初から最後まで、主人公ダイアナを演じたガル・ガドット(名前を覚えた。笑)を見る映画だった。
☆☆☆