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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ナイト&デイ」(2010)トム・クルーズ&キャメロン・ディアス。

 
ナイト&ディ」(原題:Knight & Day, 2010)は、トム・クルーズキャメロン・ディアスが「バニラ・スカイ」以来9年ぶりの再共演を果たしたアクション映画。
 
平凡なヒロインがスパイの男と出逢ってしまったことから世界中をめぐる壮絶な逃走劇に巻き込まれていくさまと、2人の間に芽生えるロマンスの行方をコミカルかつスタイリッシュに描いている。監督は「17歳のカルテ」「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」のジェームズ・マンゴールド
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カンザスから住まいのボストンへの帰路に発とうとしていたジューン・ヘブンズ(キャメロン・ディアス)は、空港でロイ・ミラー(トム・クルーズ)と名乗る男性とぶつかる。
 
ロイ・ミラーは元エージェントで「ゼファー」という永久エネルギーを有する物体を持っていた。この「ゼファー」をジューンのキャリーケースにロイが仕込んだことから事件が巻き起こっていく。

ロイの本名はロイ・ナイト。彼は家族を捨て、友人とも連絡を断つことを条件にCIAと契約を結んだエージェント。ロイはゼファーを狙うFBIエージェント、フィッツジェラルドからゼファーを守るため、ゼファーを開発したサイモンという青年、そしてジューンと共に逃避行をする。

フィッツジェラルドはこのゼファーをスペインの武器商人アントニオに売るか、もしくはサイモンを拉致してアントニオに引き渡し、大金を得る計画を立てていた。スペインでの途絶なカーチェイスの末、ロイは、ジューンとサイモンを助けることを優先し、ゼファーをフィッツジェラルドに渡す。

フィッツジェラルドはこのゼファーを持ってヘリに乗り込むものの、ゼファー自体に設計上の問題があったため、ヘリごと爆発。ゼファーともども木端微塵になった。

ロイの上司、イザベルによって、ロイは再び、エージェントとしてCIAに連れ戻されそうになるが、ジューンの機転によって助け出され、2人はジューンの夢だったホーン岬までのドライブへと走り出していく・・・。

ジューンはロイの(ゼファー)騒ぎに巻き込まれ、飛行機をどうにか不時着させて命からがら脱出し、何とか妹の結婚式にたどり着いたというのに、肝心の妹は「パパのGTOを売りたい」。妹はパパのGTOよりも、夫と暮らす新しい家が欲しいようす。
 
ジューンは家族の思い出を懐かしく思い出し、理想の家族像を描いている。ところが、妹はジューンが思っているほど、家族に思い入れはないようです。

ジューンには、ジューンに想いを寄せるロドニーという男友達がいた。飛行機の墜落に巻き込まれ、次々に起こるアクシデントに悲鳴を上げたい気分のジューンはロドニーに相談しようとするものの、ロドニーは自分のことばかり話していて、まったくジューンの話を聞こうとしない。ジューンが話そうとしていても、ロドニーは勝手に何か別のことを喋っている。
ロドニーは要領がわるく、つまらない男。
 
ロイに負傷させられたおかげで、ロドニーはジューンを守ろうとして怪我した男としてヒーロー扱いされ、今や、街の英雄になっていた。次にジューンが会ったときにはロドニーの横にはぴったりと美女が寄り添っていた。ロドニーはどうやら単純すぎる男のようだ。

ジューンを助けてくれたのは、ロイだけ。ロイは話も面白いし、やることがスマート。命からがらの脱出劇の後、自宅で意識を取り戻したジューン。彼女が朝起きると、「会えてよかったよ、ジューン」のメモ。
 
キッチンに行けば、焼かれたオムレツとともに、冷蔵庫に「朝食を食べろ」のメモ。ジューンはそんなロイに助けられて悪い気はせず、彼と逃避行を続けることに。
元はといえば、ロイのせいで巻き込まれたハプニングだが、ジューンも途中から、楽しんでいる様子。

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カーアクションやバイク・アクション、銃撃戦はド派手で、トム・クルーズが出ているとイーサン・ハント(「ミッション・インポッシブル」)の役柄とダブってしまう。車の車体に飛び乗ったり、オートバイを猛スピードで飛ばし、車の間を疾走したり、アクションに次ぐアクションが見せ場たっぷり。
 
「ナイト&デイ」というタイトルから、一見、夜と昼のようだが、ナイトはKnightというロイの本名の名前。キャメロンは、この映画の10年前の2000年には、28歳で「チャーリーズ・エンジェル」で、キレのいいアクションを見せていたが、今回もビキニ姿だったが、やや10年の歳月を感じさせた。映画は適度にユーモアのある会話もあり、あれこれ考えずに気楽に見る映画ではあった。
 
☆☆☆