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<span itemprop="headline">映画「Z」(1970):英語字幕版ならYouTubeで見られる。</span>



fpd一押しの映画「Z」(1970)は、YouTubeで英語字幕付き(原語:フランス語)か、ドイツ語版なら全編が見られる。1/13~13/13まで、分割されているが・・・。
(画質が悪く、あまりおすすめできない。)

こちら:


最初の軍部政権向けの演説のところはわかりにくいが、「最近、軍事政権に逆らうような害虫(革新勢力)が、現れ始めている。害虫は農薬を散布して駆除しなければいけない」というスタート。



革新勢力の筆頭として革新政治家「ミスターZ」(Z氏、イヴ・モンタン)が、軍部から雇われたチンピラなどの暴漢によって、頭を殴打され、亡くなってしまう。



Z氏の支援者らは、これは事故ではなく、軍事政府の陰謀だというが、新聞記者(ジャック・ペラン)や予審判事(ジャン・ルイ・トランティニャン)らは、事件の真相を追う。検事総長フランソワ・ペリエ)などは、将来のある予審判事なのだから、この事件は、事故として、追求しないほうがいいというのだが・・・。あくまでも正義を貫こうとする予審判事は、真実を追求する。



オープニングで登場する様々な勲章は、軍部政権の大幹部のバッジで、このバッジをつけた上層部が次々に、告訴されて行くという展開で、事件は解決されたかに見えたのだが、結末は、軍部が復権して、さらに圧力が増していった。そのため、Z氏の関係者は、不可解な死を遂げたりしていった。

そして、書籍もファッションも様々な分野で、禁止令が発令される。
トルストイドストエフスキー、ミニスカート、・・・そして「Z」という文字の使用も。
なぜなら、「Z」という文字は、古代ギリシャ語の「Zei」(彼は生きている)という頭文字だからだ。


記者に扮したジャック・ペランは「ニュー・シネマ・パラダイス」でお馴染みだが、この「Z」や「鞄を持った女」などで有名。日本製のカメラ「ニコン」でパシパシと撮影しているのが印象的。

VHSは当時あったのだが・・・。




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