”キンキン”の愛称で親しまれ、古くはラジオのパーソナリティ、近年では「出没！アド街ック天国」（土曜日よる9時）などの司会で知られ、俳優・タレントとしても活躍した愛川欽也が肺がんのため亡くなった。80歳。
この春、「出没！アド街ック天国」の司会を降板して、病気か？と囁かれてはいたが、自宅療養中だったようで、急な訃報には驚いた。
50年間第一線で活躍した。
印象に残るのは、ラジオの深夜番組「パックインミュージック」（1971～）のパーソナリティ。当時は、アラン・ドロンの声優としても有名だった野沢那智とともに人気だった。この番組で「キンキン」の愛称が定着。
その後、テレビの大人向け深夜番組「１１PM」の司会を1974年から1986年3月まで務めた。紀行・クイズ番組「なるほど!ザ・ワールド」の司会や、声優、ドラマ、映画でも活躍した。
映画では、なんといっても「トラック野郎」シリーズ（1974年～1979年に10本）。
この映画では”やもめのジョナサン”役だった（映画「かもめのジョナサン」が人気でそのタイトルにあやかった）。
自主製作映画「さよならモロッコ（1974年）では、製作・脚本・音楽・監督・主演の５役を担当した。
昭和９年（1934）生まれの芸能人の親睦会「昭和九年会」の発起人のひとりで、大橋巨泉、藤村俊二などがメンバーだが、坂上二郎（「コント55号」）もだいぶ前に亡くなるなど、残ったメンバーも80代になり、だんだん少なくなっているようだ。
ご冥福をお祈りいたします。
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