イタリア製西部劇マカロニ・ウエスタンのスターとして日本でも人気があったイタリア俳優、ジュリアーノ・ジェンマが、自動車事故で、1日に亡くなった。75歳だった。
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1938年ローマ生まれで、1965年に主演したマカロニ・ウエスタン「夕陽の用心棒」が世界的にヒット。この映画では、モンゴメリー・ウッドの芸名だったが、以後は本名のジュリアーノ・ジェンマに戻った。代表作には「荒野の1ドル銀貨」（1966）「星空の用心棒」（1967）「荒野の一つ星」（1967）「怒りの荒野」（1967）などがあり、名実ともにトップスターの仲間入りを果たした。
「荒野の1ドル銀貨」のオリジナル予告編
「荒野の1ドル銀貨」の音楽は、マカロニ・ウエスタンの中でも広く知られ、スタンダード曲の一つとしてマカロニのサントラ・アルバムに収められている。
日本のスズキのスクーター「ジェンマ」は、ジュリアーノ・ジェンマにちなんで名付けられ、テレビCMにも出演した。
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ジェンマは、ローマ近郊で自家用車を運転中に対向車と正面衝突し、病院に運ばれたが、間もなく死亡した。イタリアのメディアが伝え、時事通信などが報じた。
マカロニ・ウエスタンといえば、クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、フランコ・ネロなどがいるが、二枚目で若々しかったジェンマは、日本の映画雑誌などで常に紹介されていたほか、テレビの洋画劇場でたびたび放送されるなど高い人気を誇っていた。
ご冥福を祈ります。
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