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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">俳優:渋いアンチ・ヒーロー:リー・ヴァン・クリーフ。</span>


 

 
ヴァン・クリーフを最初にリアルタイムで劇場で見たのは「続・夕陽のガンマン(1967)をロードショーの2年後くらいに名画座で見たのではなかったか。
 
西部悪人伝(1969)や「地獄の戦場コマンドス」(1969)なども同じころに劇場で見た。
 


リー・ヴァン・クリーフは、1925年1月生まれで、海軍を除隊してから、小劇団に入り、各地を巡業。
 
その頃ハリウッドから声がかかり、「真昼の決闘」(1952)で、悪役として映画デビューし、西部劇専門で、極悪非道の”ならず者”を演じてきた。
 
OK牧場の決斗」「胸に輝く星」「西部開拓史」などに出演したあと、イタリアでクリント・イーストウッド主演の「荒野の用心棒」をヒットさせたセルジオ・レオーネ監督によりイタリアに招かれて、「夕陽のガンマン」(1966)に主演。これが大好評となり、クリント・イーストウッドとともに、主役級にのし上がってしまった。
 
その後は「続・夕陽のガンマン」(1967)「怒りの荒野」(1967)「新・夕陽のガンマン」(1967)「復讐のガンマン」(1968)などに出演した。
 
怒りの荒野」では、若いジュリアノー・ジェンマに師弟のように「ガンマン十か条」なる心得をレッスンする凄腕ガンマンが印象に残る。
 
悪役であったが、憎めない知的さがあり、にじみ出る渋さがあって、悪役スターとして人気が高かった。イーストウッドを食ってしまうほどの親しみやすさもあった。
 
日本でも人気の象徴でもあるCM(サントリー・オールド)に出演した。セリフ入りもあるが、今回は映像のみ(右YouTube)。
 
外国のタレントのCMではサミー・デイヴィス・ジュニア、ソフィア・ローレンアラン・ドロンジュリアーノ・ジェンマチャールズ・ブロンソン、ツイギーなどがいたが、悪役専門でCMに出た俳優というのは珍しかったかもしれない。
 
1989年12月に心筋梗塞で64歳の生涯を閉じた。映画で、”悪人役列伝”というものがあるとすれば、必ず上位に名を連ねることは間違いないだろう。
 
 
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