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<span itemprop="headline">女優:安藤サクラ(「愛と誠」「愛のむきだし」)</span>

 

安藤サクラ
の存在を知ったのは「愛のむきだし
2009年、園 子温監督)だった。
 
美人女優とは対極にあるルックス(失礼。笑)。
謎の新興宗教の教祖の右腕の女・コイケを演じていたが、こんな凶暴な役の女優がいたのかという印象だった。容姿が「?」というのが、逆に個性と言えそうで、不良役などが殺到しそうだ。

 
「愛のむき出し」では、主演の満島ひかりが、大ブレークで鮮烈だったが、安藤も共演者の中では、ひときわ目立っていた。
 
安藤サクラ父は、俳優の奥田瑛二、母親はエッセイストの安藤和津という、いわば芸能一家。
 
奥田瑛二といえば、「もう頬づえはつかない」「五番街 夕霧楼」「スローなブギにしてくれ」など1980年前後の映画でなじみのある俳優だ。近年は監督にも進出していて、安藤サクラも出演している。

安藤サクラは、映画「愛のむきだし」でブレイクした後、「SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~」(2010年公開、入江悠監督)などで第84回キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞を受賞している。
 
ケンタとジュンとカヨちゃんの国」(2010年公開、大森立嗣監督)では、今年3月に結婚した相手の柄本佑(えもと たすく)と共演している。柄本佑は、名わき役・柄本明の息子。

二人とも親から譲り受けた才能をいかんなく発揮して、若手演技派という評価を受けつつあるが、今後の日本映画界をさらに牽引していく俳優として、期待されている。
 
安藤サクラの本領発揮と言えそうなのが「愛と誠」(2012)だ。

ガムを常に噛んでいることからガムコの名前で、すさんだ高校の女番長の役がらだ。
 
ところが、自分には誰もが膝まづくと思っていたのだが、転入してきた太賀誠(妻夫木聡)は、怖いもの知らずの超不良。ガムコなど眼中になく、無視し、スケ番グループを蹴散らかす。「こんな男は見たことがない」と誠に心を奪われてしまう。
 
そうなってからは、ガムを吐きだして、”キャンディーズ”のように、普通の女の子に戻りたいと、入院している病院の誠のもとに、ルンルンとスキップをして、乙女チックに、訪ねるのだが、そこには、自身の影の女親分・高原由紀がいては、すごすごと引き返すしかない。すごみと、その反面のルンルン少女を演じ分けるところが面白い。
 
あっと驚く逆さ吊りもなんのその、女優も大変だ(笑)。
上品なお嬢さん役の武井咲は、やはり上品に、手を縛られていた(逆さ吊りはかわいそうだ。爆)。
 
安藤サクラの出演映画:(太字:見ている映画:12本)
 
長い散歩」(2006年、監督:奥田瑛二) - ウエイトレス役
風の外側」(2007年、監督:奥田瑛二) - 真理子 役
「むずかしい恋」(2008年、監督:益子昌一) - アカネ 役
俺たちに明日はないッス」(2008年、監督:タナダユキ) - ちづ 役
愛のむきだし」(2009年、監督: 園子温) - コイケ 役 
罪とか罰とか」(2009年2月、監督:ケラリーノ・サンドロヴィッチ) - 耳川モモ 役
色即ぜねれいしょん」(2009年、監督:田口トモロヲ) - 純子 役
クヒオ大佐」(2009年、監督: 吉田大八) - 木下理香 役
「僕らは歩く、ただそれだけ」(2009年動画公開/劇場未公開、監督:廣木隆一
  - 主演・みゆき 役 
すべては海になる」(2010年、監督:山田あかね) - 小島小鳥 役
スイートリトルライズ」(2010年、監督:矢崎仁司) - 美也子 役
ケンタとジュンとカヨちゃんの国」 (2010年、監督:大森立嗣) - カヨ 役
「R サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム」 (2010年、監督:入江
  悠) - ミッツー 役
「トルソ」(2010年、監督:山崎裕) - ミナ 役
「イフライン」(2011年、監督:渡辺裕子)
かぞくのくに」(2012年、監督:ヤン・ヨンヒ) - 主演・リエ 役
愛と誠」(2012年、監督:三池崇史) 
その夜の侍」(2012年、監督:赤堀雅秋
0.5ミリ」(2014)
百円の恋」(2014)
春を背負って」(2014)

 
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