映画を劇場で見るのは、たいていは近くのシネコン(「MOVIXさいたま」)か、都内の新宿あたり。
劇場へ行く前に、これか、あれのどちらかを観ようと作品をその場で決めようと出かけて行くことがある。その時の時間と、タイミングで決める。第一優先の「ドラゴン・タトゥーの女」の時間があわず、まったく予備知識もない、タイトルだけにひかれて「逆転裁判」を観た。法廷もので、どんでん返しがあるのなら・・・といった感覚で(笑)。
映画が始まって数分で、後悔した。もう遅い。
後で知ったが、ストーリーは、2001年の発売以来、計4作が発売されている人気ゲーム「逆転裁判」のシリーズ1作目のキャラクターやストーリーをベースに、鬼才・三池崇史監督の手で映画化したもの。”三池ワールド”だったか。ごもっとも。
意外にも、相当の演技達者の女優・俳優がどんどんでてくる。
原作を知らなかったので、登場人物の名前が、「バカにしているのか!」といいたくなるような名前のオンパレード。耳で聞くと「なるほど」さんだが、漢字では「成歩堂」さんか・・・。なーるほど。
時代は近未来なのか、弁護士と検事の直接対決で判決を下す“序審裁判”の導入された世界で、証拠として登場するのが、ハイテク、CGを駆使した目の前に登場する透明のスクリーン・ディスプレイ。主人公の成歩堂龍一が派手な法廷バトルを繰り広げてみせる。
一見して、余貴美子とわかる。「八日目の蝉」同様の怪演女優ぶり。
いろいろな映画によく出ますね、この人。やっと谷村美月の名前と顔が一致。
石橋稜の怪演ぶりも見所。
ヘアスタイルが飛んでる!
ストーリー:
20XX年、凶悪犯罪の増加に対応して、政府は新たな司法システム“序審裁判”を導入した。序審裁判とは、弁護士と検事の直接対決で、わずか3日で判決を下す制度である。キーパーソンの千尋を演じているのが、ずいぶんと美人女優だなと思っていたら、壇れいだった(笑)。
逮捕されたのは千尋の妹で、霊媒師の卵・綾里真宵(桐谷美玲)。成歩堂は真宵の無実を信じ、弁護を引き受ける。対するは,冷徹な天才検事と評判の幼なじみの御剣怜侍(斎藤工)。二人は多くの証言、証拠をもとに激しい法廷バトルを繰り広げるが、その裁判の後、御剣が殺人容疑で逮捕される。
成歩堂は自ら御剣の弁護を名乗り出る。御剣を起訴したのは彼の師匠である40年間無敗を誇る伝説の検事・狩魔豪(石橋凌)。審理を重ねていくうちに、15年前、御剣の父・御剣信弁護士が裁判所の証拠品倉庫で射殺された“DL6号事件”という事件が深く関係していることが浮き彫りになっていく・・・。
一つの事件のきっかけが、遠く過去の事件に関連しているというのはよくあるケース。そんな因縁の事件を結び付けて、ドラマに深みを与えているのだが・・・。
★★
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