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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「おしゃれ泥棒」(1966)</span>


「おしゃれ泥棒」(How to Steal Million)(trailer)
 
 

おしゃれ泥棒」(1966)は、オードリー・へプバーンとピーター・
オトゥールが繰り広げる、絶対不可能と思われる「泥棒」を成功させてしまうコメディ映画。その方法とは・・・。
 
BS放送で、連日オードリー作品を放送していた。
シャレード」・・・TV洋画劇場で、かなり前に見ているが、今回睡魔に襲われて、途中でギブアップ。
「いつも二人で」・・・あいにく、見られず。
「おしゃれ泥棒」・・・90%くらい見た。
 
・・・
ローマの休日」のウイリアム・ワイラー監督が、オードリー・ヘップバーンを「ローマの休日」「噂の二人」に続いて三たび主演に迎えて監督した。

アラビアのロレンス」の名優、ピーター・オトゥール、性格俳優のヒュー・グリフィス、「荒野の七人」のイーライ・ウオーラック、フランスの名優、シャルル・ボワイエ(「昼下がりの情事」)など有名俳優が出演している。
 
シャルル・ボネ(ヒュー・グリフィス)は美術の愛好家であり収集家である。
美術品はシャルルの父が買い集めた遺品だというのだが、誰もコレクションを見た人はいない。
 
実をいうと、ボネは偽作の天才なのだ。
ブローニュの森の近くにある彼の大邸宅内には、秘密のアトリエがあって、彼は自ら偽作をしているのだ。彼には1人娘のニコル(オードリー・ヘップバーン)があるが、彼女は父親の仕事を止めさせようと、いつも胸を痛めている。
 
パリ一の美術商ド・ソルネ(シャルル・ボワイエ)は、得意客のボネが、どうしてあんなにコレクションがあるのか、いつも不思議に思っていた。

もしかするとあの傑作はニセモノでは・・・というわけで、私立探偵シモン・デルモット(ピーター・オトゥール)に万事を頼んだ。
 
ところがヘマなシモンはニコルに見つかり、苦しまぎれに自分は泥棒だ、といったが、何故かニコルは彼を警察に引き渡さなかった。ボネが所有している美術品中の逸品はチェリーニのビーナスだが、彼はそれを美術館に出品するという。
 
しかし、もし偽作だと分かったら大変と、ニコルはシモンに頼んでまんまと盗み出してしまった。ここにリーランド(イーライ・ウォラック)というアメリカの美術収集家がいた。
 
彼はビーナス欲しさに政略結婚を考え、ニコルと婚約を結んだ。
 
そしてド・ソルネのあっせんでシモンと会見したが、シモンは3つの条件を出した。
第1は売価が100万ドル、第2はすぐに国外へ持ち出すこと、第3はニコルとの婚約を取り消すこと・・・。
 
ビーナスさえ手に入ればと、リーランドはすぐにこの条件を承知。
うまく100万ドルをせしめたシモンは、いつしか恋仲になったニコルと駆け落ちしてしまうのだった。
 
小道具が、いろいろと使われている。
まずブーメラン。ビーナス像が、博物館の台座に置かれているが、赤外線で、不審者、不審物などの侵入を防いでいる。赤外線を遮ると、けたたましい警報機が鳴る。ブーメランを投げたら反応するのか、やってみると・・・。
 
ヘプバーンが、掃除婦に扮したり、車の運転ができないのに、オープンカーを運転する羽目になったりと、コミカルなオードリーの魅力にあふれた映画だった。セリフも、しゃれているのが、随所にあった。
 
☆☆☆