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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">昔の懐かしいオ―ディオ・システム。</span>

 
1970年前後は、オーディオ関連機器では、レコードはアナログのLP、EPが主流だった。あのアナログ針がレコード盤に落ちて、ざわざわという音のアナログ的感覚は、
捨てがたいですね。レコード針のメーカーもほとんどなくなった。
 
LPレコードは、アメリカ人ピーター・ゴールドマーク (Peter Goldmark) が開発、1948年6月21日にコロムビア社から最初に発売された。直径12インチ (30cm) で収録時間30分。
 
それ以前のレコード同等のサイズで格段に長時間再生できるので、LP (long play) と呼ばれた。これ以降、従来のシェラック製78回転盤は(主に日本で)SP (standard play) と呼ばれるようになった。
 
LPと同じ材質・音溝で、RCAビクター社が1949年に発売したのが、直径17cmで収録時間5分のEP(extended play)。オートチェンジャーで1曲ずつ連続演奏する用途が想定された。中心穴の径が大きく、ドーナツを想起させるため、ドーナツ盤とも呼ばれた。
 
LP・EPレコードは、音質や収録時間では大きな進歩を遂げたものの、この方式は埃や振動に影響されやすく、メディアの再生回数が重なると、音溝の磨耗により高域が減衰していく問題があった。
 
そのため、1980年代に入ってからは、扱いやすく消耗しにくいコンパクトディスク (CD) の開発・普及により、一般向け市場ではメディア、ハードとも著しく衰退した。
 
一部では、アナログレコードを好む層が存在し、その中にはデジタルメディアに比してアナログレコードに音質面の優位があると主張する愛好家もいて、2000年代でも市場から絶滅するまでには至っていないようだ。
 

 
最近、新聞広告を見ていたら、LPやEPをCDに変換できますよというマルチプレヤ―の紹介があった。昔から、マルチプレヤ―で、CD、カセット、LPなどを再生できるオディオ・システムはあったが。
 
映画の宣伝文句ではないが、「母さん、あの麦わら帽子、じゃなかった、あんなにたくさんあった僕のLPはどうしたんでしょうね」だ(爆)。みんな処分してしまって、風と共に去ってしまったようだ。
 
1970年代当時は、オーディオといえば、サンスイ、トリオ(ケンウッド)、パイオニアが御三家と言われた。サンスイがやや高級感があったようだ。その前は、オープンリール・デッキで、ナカミチティアックといったブランドもあった。車用では、まだ、8トラック・カートリッジと呼ばれる方式が主流だった。
 
カセット・テープデッキも流行ってきて、アイワ、ソニー日本コロムビア(海外ではデノン)などのブランドがあった。                        
 
やがて、ソニーの「ウォークマン」(携帯音楽プレヤ―)が登場し、音楽は外でもどこでも身近になった。
 
1980年代半ばになると、CD全盛を迎えた。オ―ディオでは、DATなどもあったが、テープは廃れた。
 
いまは、CDも売れなくなったという。
 
iPodなどのように音楽配信をダウンロードできるようになったからだ。
iTunesなどは、使い方知りません。泣)。