女優の故オードリー・ヘプバーンをデザインしたものの、肖像権を持つ遺族側の反対で発行見送りとなった「幻の」の切手シート(10枚つづり)が、19日までにベルリンで競売に掛けられ、根強い人気を反映して43万ユーロ(約5,000万円)で落札された。記念切手に「50,000,000円」!
ドイツの競売会社シュレゲルによると、この切手は映画「ティファニーで朝食を」(1961年)の主人公を演じたヘプバーンをあしらった。競売対象は、遺族側に渡された逸品という。
同国の郵便会社ドイツポストは、2001年に、この切手の発行を計画。
ところが、長いパイプを持つデザインに対して、肖像権を持つ遺族側が異議を唱えたため、ポスト側は印刷済みのほとんどを廃棄した(もったいない!)。
ただ、ドイツ郵便博物館の保管用などのため数組を残した。
競売には約150人が参加、ベルリンに住む60歳前後の男性が競り落とした。
お金持ちはいるものです。それにしても、ヘプバーン人気のすごさ。