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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">「不毛地帯」(第12話)・・・佳境に入る入り口に。</span>

第12話です。

前回、アメリカ・フォーク社の隠密調査グループ5人の来日のはずが、ホテルに到着したのは4人。一人はどこへ消えた・・・と思いをめぐらす壱岐正だった、で終了でした。


壹岐(唐沢寿明)は、調査団の責任者で、海外企画担当マネジャーのアーリックマンが来日していないことに気づき、その行方を追うが、やはり「裏」があったようで・・・。


調査団を出迎えた近畿商事の受け入れ担当の八束功(山崎樹範)から連絡があり、「アーリックマンは緊急の案件があり、オーストラリアに向かった」との情報が入る。しかし、不安を拭い去れなかった壹岐は塙四郎(袴田吉彦)に、近畿商事の支店網を使ってアーリックマンが本当にオーストラリアにいるかどうか調べるよう指示する。


一方、里井副社長(岸部一徳)と角田・業務本部長(篠井英介)は、八束に調査団を案内する販売店リストを渡す。それは、千代田自動車の販売店の中でも、経営が安定している店を選んだものだった。

あくる日、里井たちは、調査団メンバーとの会合に臨む。その席で、調査団のラディは、里井たちが提示した販売店リストを拒否し、新たなリストを提示する。彼らは、経営が悪化している販売店をリストアップしていたのだ。


別の日、八束はラディを連れてある販売店を訪れる。そこで、販売店の責任者から口をついて出てくる言葉は「千代田の車は人気がない。振動が激しい」など散々なコメント。それを、通訳では、まったく、問題ないようにすり替えて伝えていたが、そのウディは実は、日本語が完璧で、「ずっと、ウソをついてきましたね」と見破られ、信用は失墜。

大門社長は、心臓に病のある里井だけに任せておけないとニューヨークから壱岐を呼び寄せるが、里井もしぶとく、食い下がる。商社間の争いもさることながら、内部の抗争も激化の一途をたどる。
里井に口出しできない壱岐は不安とあせりを感じてきた・・・。

京商事の鮫島辰三(遠藤憲一)が、実は、フォーク社の責任者のアーリックマンに会っていたのだった。しかも、温泉に招待して、酒を飲んで・・・。

鮫島が、いよいよ動き出した。商社マンというより、仁侠映画のヤクザそのもので、凄みがある(笑)。

嗅覚も鋭く、里井副社長の病気も察知して、帰国中の壱岐にたまたま会い、探りを入れたりする。

壱岐は、気がかりもあって、毎朝新聞の記者を呼び出す。

そこで、フォークのアーリックマンの動きなどの探りを入れると、「私は、フォークのアーリックマンに1週間張り付いていました」という情報。「壱岐さんもまさか、フォークのアーリックマンが、近畿商事
のためにだけ、来日したとは考えていないでしょうね」ともったいぶった言い方。

新聞のスクープを狙っている記者は、情報を提供する代わりに、近畿商事の動きがあったら、すぐ教えることを条件に、「アーリックマンがあっていたのは、鮫島だ」と言い放つ。

壱岐は、千里を東京に呼び、再会する。
こちらの進展も気になる(笑)。

壱岐が、千里の家に電話したときに、電話に出た人はだれ、と問いただすと、千里は、たまたま何かの修理で来ていただけだと答える。が、壱岐は「元婚約者は、たいそう君にご執心のようだね。遅い時間に、女性一人宅に来るのは、おかしい」と質す。嫉妬心?


千里も「夫婦でもないのに、そんなことを言われる筋合いはない」とつい言ってしまう。
少しギクシャクがあったが、どうなるんでしょう・・・笑。

次回の予告を見ると、後半のクライマックスのようなシーンがちらほらと。

里井は、だんだん病気で苦しそうになっており、自分が近畿商事でNo.2であり、次期社長は自分だと思っているので、大門社長が壱岐をますます頼りにしているのが気に入らない。ことあるごとに壱岐を排除しようとするが、空回りのようだ。

毎回、次を期待させる終わり方で、「次回も見ないわけにはいかない(爆)」。

見逃した方はこちらで見られるようです。
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