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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「北北西に進路を取れ」(1959)・・・極上のサスペンス・エンタテイメント!

30数年前にTVなどで1,2度見ていたが、Gyaoの「昭和TV」で無料放送をしていたので、再見した。

 

1959年の作品で、今から50年前の映画。
当時のアメリカの豪邸や、豪華別荘などを昭和30年代の日本人が見たらどう思ったか(爆)。なんと豊かな国だと思ったに違いない。
今回見直して、エヴァ・マリー・セイントが、素晴らしかったことを再確認。

 

知的美人で、声に魅力がある。エヴァをスパイとして送り込むCIA的な組織のボスには、「0011ナポレオン・ソロ」のレオ・G・キャロルという懐かしい顔が。悪役を演じたジェームス・メイソンは相変わらずの貫禄を示していた。メイソンは、「北北西~」のあと「ロリータ」で10代半ばの少女(スー・リオン)に夢中になるロリータ中年を演じている。メイソンの側近の悪役は、よく見る顔だ。「スパイ大作戦」だし「続・夜の大捜査線」のマーティン・ランドーだ。

 


 

映画のハイライトは、ラストの5分間!
ラシュモアの歴代大統領の大きな岩からなる顔の絶壁を逃げるケーリー・グラントエヴァ・マリー・セイント、さらにそれを追う追っ手の息詰まる展開が迫力がある。最後は、007ジェームズボンドとボンドガールのようなハッピーエンドでジ・エンド。

 

映画はタイトルバックから、引き込まれる。大きなビルのガラス面にタイトルや俳優の名前が映し出される。音楽がヒッチコックの映画では、共通しているサスペンス感を盛り上げている。
二転、三転する展開が飽きさせない。ひと言で言えば、サスペンスに満ちた極上のエンタテイメント映画で、ヒッチコック作品でも個人的にはベスト3の作品である。
☆☆☆☆

 

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