「ザ・バンク 堕ちた巨像」(2009)を、目黒にある「2本立て」映画館で見ました。
国際メガバンクのIBBC銀行の不正に対して、内部告発をしようとした銀行幹部との接触のためにベルリンを訪れたサリンジャーだが、検事局員を目の前で殺され、また告発者も事故死に見せかけて殺されてしまう。証言を得るためミラノを訪れたサリンジャーとエレノアは、軍事メーカーの社長から銀行が武器取引に関与していることを聞きだす・・・。
原題は「The International」。
世界を動かしているのは国家や宗教ではなく、多国籍企業かもしれないというのを暗示。エンタテインメント映画としては、面白い。
ニューヨークのグッゲンハイム美術館を舞台にした派手な銃撃戦は、貸しきりでの撮影かと思いますが、この映画の最大の見所となっていました。このほか、ベルリン中央駅、ミラノ、リヨンなどの風景がでてきて、さながら世界の観光地案内のよう。
クライブ・オーウエンは「インサイドマン」などの緻密な犯人役などが似合うが、どうも濃いひげ面が苦手です(笑)。共演のナオミ・ワッツは、「キングコング」でファンになりましたが、女優ではお気に入りの一人です。
グッゲンハイム美術館は、2度くらい訪れたことがありましたが、らせん状の階段が特徴で、壁には絵画が貼ってありますが、映画では、シャンデリアや、ガラス窓などが飛び散る撮影をよく許可したものだと、そちらのほうが気になりました。
映画で登場するルクセンブルグに本部があるIBBC銀行は、世界第5位の規模のメガバンク。その頭取ジョナス・スカルセンは政府関係や犯罪集団までも含め様々な不正取引をおこなっていた。そんなIBBC銀行の不正を内偵していたアメリカのニューヨーク検事局のシューマーはこの銀行の幹部と密かに接触していた。
首謀者とみられた人物の死亡(殺害)。
真犯人。
真犯人。
ニューヨークのグッゲンハイム美術館での派手な銃撃戦。
生き残ったサリンジャーは、IBBC銀行頭取ジョナスとの直接対決。
この作品は、1991年に経営破綻したBCCI(バンク・オブ・クレジット・アンド・コマース・インターナショナル)事件を下敷きにしている。実際この銀行は武器や麻薬などの不正資金調達に手を染め、独裁政権やテロ組織の資金洗浄にも協力していたという。
生き残ったサリンジャーは、IBBC銀行頭取ジョナスとの直接対決。
この作品は、1991年に経営破綻したBCCI(バンク・オブ・クレジット・アンド・コマース・インターナショナル)事件を下敷きにしている。実際この銀行は武器や麻薬などの不正資金調達に手を染め、独裁政権やテロ組織の資金洗浄にも協力していたという。
B級アクション映画でしょう←また、誤解されそうですが、それなりに楽しめました。
★★