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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

【テレビドラマ】「逃亡者」(デビッド・ジャンセン主演)

アメリカのテレビドラマ「逃亡者」(The Fugitive)は、身に覚えのない妻殺人の容疑を着せられて逃げる医師・リチャード・キンブル(デビッド・ジャンセン)が主演で、60年代半ば、日本でも、米国同様大変な人気ドラマだった。
のちにハリソン・フォード主演で映画化されたが、オリジナルのTV番組の印象が強烈。
迫り来る追跡者(ジェラード警部)の影におびえ、絶望にさいなまれながらも男は逃げ
続けなければならなかった・・・。
テレビで放送されていた頃(1963-1967年)、毎週釘付けになって、中学生ながら(?)ハラハラしながら、その成り行きに注目していました(笑)。

 

 

物語は、キンブルが逃亡先で遭遇する、さまざまな出来事を描くことに、主眼が置かれていた。
逃亡者であるキンブルは、目立たないようにふるまうよう注意を怠らないが、何かトラブルや事件が起こると、持ち前のヒューマニズムから、つい介入してしまうのだった。
病人やけが人が出た場合は、やむをえず医療行為に及ぶこともあった。
その一方で、もともとインテリの医師である彼は、単純労働に就くとどこか浮いてしまい、周囲の反感を招いて自らがトラブルの種になってしまうことも少なくなかった。

 

しかし、多くの人々はキンブルの人柄に惹かれ、彼の正体がわかっても、進んで逃亡の手助けをするのだが、中には自分の罪を彼になすりつけようとしたり、当局に差し出さない代わりに犯罪の手伝いをさせようとしたりする人間もいた・・・。

 

懐かしい昭和の時代のアメリカ人気ドラマでしたね。

ハリソン・フォードの映画バージョンのあとで、ジェラード警部(トミー・リー・ジョーンズ)を主役にした「追跡者」も ”追う立場”から捉えた映画として公開された。この、T.L.ジョーンズが、またいい味を出していたのでした。コーヒーのCMとはまったく違う、執拗に追う執念の塊のような警部を好演していました。