シドニー・ポワチエといえば、「夜の大捜査線」「招かれざる客」とこの「いつも心に太陽を」
でしょう。シドニー・ポワチエの黒人俳優としての映画界に果たした先駆的な役割は
計り知れないと思います。
その後の、黒人俳優(この言葉自体が、古く使わないほうが良いかもしれません)では、
エディー・マーフィー、モーガン・フリーマン、ウッピー・ゴールドバーグ、
ウイル・スミス、サミュエル・L・ジャクソン、デンゼル・ワシントン、ハル・ベリー・・・。
特に、ワシントン、ベリーと同じ年にアカデミー賞の主演男優、女優賞を ”独占”したことも
あり「ブラック・アカデミー賞元年」(ウッピー・ゴールドバーグの言葉)となったのでした。
「いつも心に太陽を」(1967)(原題:To Sir with Love)
ルルの主題歌が、軽快なリズムと感傷を呼び起こす、すばらしいもので、
♪Those school girl days ~♪(直訳=爪をかんでいたあの頃~♪)の歌、
良かったなぁ。
ポワチエ先生の赴任先のイギリスの高校。ふてくされて、手のつけようのない
落ちこぼれの悪がき生徒たち。しばらく生徒たちと向き合い、真剣に教育に専念するも、
こりゃ駄目だ、と辞表を胸に、最後の講義に立つ先生。しかし、生徒たちからは、
思ってもいなかった、プレゼント。
「先生、辞めないで」コールと花束。これには、先生も、うるうる。
(この辺は、記憶が定かでありません。)
辞表をビリビリと破って、教室に向かうポワチエ先生のかっこよさ。
もう一度、こいつらと、やったるか(と思ったかどうかは知りませんが=笑)
ポワチエがかっこいい、いい映画でした。
※追加:「野のユリ」(1963)でポワチエはアカデミー賞主演男優賞。
(エーエ、メン、エーエ、メン~♪)