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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1970年代(36)「ラストタンゴ・イン・パリ」</span>



              ↑当時のポスターは刺激的過ぎ、このコラムに不向きと判断、
               掲載を控えました(普通の場面の画像としました。)
 
 マーロン・ブランドはどこまで、スキャンダラスな役者なのか。あるいは、名優なのか。
 
 1972年の「ゴッドファーザー」でアカデミー賞主演男優賞を受賞した
 マーロン・ブランド(受賞は拒否)が、次に主演したのが、この映画。

 1970年代前半の最大のセンセーショナル映画となった「ラストタンゴ・イン・パリ」。その性的描写があまりにも過激なため、日本公開では、映倫(なつかしい名前)の
 チェックが入り、確か10箇所前後、カットされて上映された。

 その映画ポスターは、当時としては、大センセーショナルなもので、
 うーむ、と正視しかねる(爆)”ポルノ映画か”と思われるような類のもので、
 成人指定映画となった。
 内容は、下のYahoo紹介のみで、控えます。音楽がギーーンと強烈。

 マーロン・ブランドといえば、ゴッドファーザーを思い浮かべるが、
 その反骨・反体制の本領を発揮したのは、代表作「波止場」であり、
 「欲望という名の電車」。これらの映画では、硬派、荒くれ男を
 熱演したのだが、「ラストタンゴ~」では、一転して、中年男のゆがんだ
 性を描く映画への出演となった。どこまでも、貪欲な役者根性と
 見るべきなのか。ブランドは当時50歳。相手役の女優、マリア・シュナイダー
 は、20歳という、年齢差30歳の男女が主演した。

マリア・シュナイダーは、この映画で鮮烈なデビューを果たし、その
 ういういしさで人気となるが、その後は、ぱっとしなかった様子。
 
(内容=抜粋:Yahooより)
 アパートの一室で出会った中年の男と若い女。男は突然の衝動にかられ、
 女を凌辱する。そしてその行為は、女の心に深い印象を残す……。
 現実から離れた世界で、情欲に身をまかせる男女を描いた問題作。
 
 ある日、パリのアパートの空室で出会った中年の男ポールと若い女ジャンヌ。
 この時ポールは突然の衝動に駆られ、ジャンヌを凌辱してしまう。そして2人は行為が
 終わったあと、何事もなかったように別れていった。
 ジャンヌには婚約者がいたが、この行為は彼女の心に深い印象を残し、またしても
 その部屋を訪れることに。すると、そこにはやはりポールも姿を現わした。  
 こうして互いに名も過去も明かさず、セックスだけの関係に浸っていく
 2人となっていった…。

 監督は、鬼才といわれたベルナンド・ベルトルッチ
ラストタンゴ・イン・パリ
(製作1972年、日本公開1973年6月)
○監督: ベルナルド・ベルトルッチ
○製作: アルベルト・グリマルディ
○脚本: ベルナルド・ベルトルッチ
    フランコ・アルカッリ
○撮影: ヴィットリオ・ストラーロ
○音楽: ガトー・バルビエリ
○出演: マーロン・ブランド (ポール)
    マリア・シュナイダー (ジャンヌ)
    ジャン=ピエール・レオ
    マッシモ・ジロッティ
    カトリーヌ・アレグレ
    カトリーヌ・ブレイヤ
    ヴェロニカ・ラザール

ベルトルッチ監督作品
○ドリーマーズ(2003) 監督
○10ミニッツ・オールダー イデアの森(2002) 監督、脚本
○愛の勝利(2001) 脚本
○シャンドライの恋(1998) 監督、脚本
○魅せられて(1996) 監督
○リトル・ブッダ(1993) 監督
シェルタリング・スカイ(1990) 監督、脚本
ラストエンペラー(1987) 監督、脚本
ラストエンペラー/オリジナル全長版(1987) 監督、脚本
○ルナ(1979) 監督、脚本
○1900年(1976) 監督、脚本
ラストタンゴ・イン・パリ(1972) 監督、脚本
暗殺の森(1970) 監督、脚本
○暗殺のオペラ(1969) 監督、脚本
○革命前夜(1964) 監督、脚本
○殺し(1962)

(注)オリジナルの ”刺激的ポスター”がどうしても見たいという方は、下記へ。
http://images.google.co.jp/images?q=Last+Tango+in+Paris&hl=ja&btnG=%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E6%A4%9C%E7%B4%A2