↑当時のポスターは刺激的過ぎ、このコラムに不向きと判断、
掲載を控えました(普通の場面の画像としました。)
マーロン・ブランドはどこまで、スキャンダラスな役者なのか。あるいは、名優なのか。
1972年の「ゴッドファーザー」でアカデミー賞主演男優賞を受賞した
マーロン・ブランド(受賞は拒否)が、次に主演したのが、この映画。
1970年代前半の最大のセンセーショナル映画となった「ラストタンゴ・イン・パリ」。その性的描写があまりにも過激なため、日本公開では、映倫(なつかしい名前)の
チェックが入り、確か10箇所前後、カットされて上映された。
その映画ポスターは、当時としては、大センセーショナルなもので、
うーむ、と正視しかねる(爆)”ポルノ映画か”と思われるような類のもので、
成人指定映画となった。
内容は、下のYahoo紹介のみで、控えます。音楽がギーーンと強烈。
マーロン・ブランドといえば、ゴッドファーザーを思い浮かべるが、
その反骨・反体制の本領を発揮したのは、代表作「波止場」であり、
「欲望という名の電車」。これらの映画では、硬派、荒くれ男を
熱演したのだが、「ラストタンゴ~」では、一転して、中年男のゆがんだ
性を描く映画への出演となった。どこまでも、貪欲な役者根性と
見るべきなのか。ブランドは当時50歳。相手役の女優、マリア・シュナイダー
は、20歳という、年齢差30歳の男女が主演した。
マリア・シュナイダーは、この映画で鮮烈なデビューを果たし、その
ういういしさで人気となるが、その後は、ぱっとしなかった様子。
(内容=抜粋:Yahooより)
アパートの一室で出会った中年の男と若い女。男は突然の衝動にかられ、
女を凌辱する。そしてその行為は、女の心に深い印象を残す……。
現実から離れた世界で、情欲に身をまかせる男女を描いた問題作。
ある日、パリのアパートの空室で出会った中年の男ポールと若い女ジャンヌ。
この時ポールは突然の衝動に駆られ、ジャンヌを凌辱してしまう。そして2人は行為が
終わったあと、何事もなかったように別れていった。
ジャンヌには婚約者がいたが、この行為は彼女の心に深い印象を残し、またしても
その部屋を訪れることに。すると、そこにはやはりポールも姿を現わした。
こうして互いに名も過去も明かさず、セックスだけの関係に浸っていく
2人となっていった…。
監督は、鬼才といわれたベルナンド・ベルトルッチ。
「ラストタンゴ・イン・パリ」
(製作1972年、日本公開1973年6月)
○監督: ベルナルド・ベルトルッチ
○製作: アルベルト・グリマルディ
○脚本: ベルナルド・ベルトルッチ
フランコ・アルカッリ
○撮影: ヴィットリオ・ストラーロ
○音楽: ガトー・バルビエリ
○出演: マーロン・ブランド (ポール)
マリア・シュナイダー (ジャンヌ)
ジャン=ピエール・レオ
マッシモ・ジロッティ
カトリーヌ・アレグレ
カトリーヌ・ブレイヤ
ヴェロニカ・ラザール
ベルトルッチ監督作品
○ドリーマーズ(2003) 監督
○10ミニッツ・オールダー イデアの森(2002) 監督、脚本
○愛の勝利(2001) 脚本
○シャンドライの恋(1998) 監督、脚本
○魅せられて(1996) 監督
○リトル・ブッダ(1993) 監督
○シェルタリング・スカイ(1990) 監督、脚本
○ラストエンペラー(1987) 監督、脚本
○ラストエンペラー/オリジナル全長版(1987) 監督、脚本
○ルナ(1979) 監督、脚本
○1900年(1976) 監督、脚本
○ラストタンゴ・イン・パリ(1972) 監督、脚本
○暗殺の森(1970) 監督、脚本
○暗殺のオペラ(1969) 監督、脚本
○革命前夜(1964) 監督、脚本
○殺し(1962)
(注)オリジナルの ”刺激的ポスター”がどうしても見たいという方は、下記へ。
http://images.google.co.jp/images?q=Last+Tango+in+Paris&hl=ja&btnG=%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E6%A4%9C%E7%B4%A2