映画「死刑台のエレベーター」「恋人たち」「雨のしのび逢い」「突然炎のごとく」など数々の作品で知られるフランスの大女優ジャンヌ・モローが31日、パリの自宅で死去した。89歳。
高齢だったので、いつかはこの日が来ると思っていたが、現実となると、フランス映画の一時代を築いた大女優の死は、ひとつの時代の終わりを感じさせる。
高齢だったので、いつかはこの日が来ると思っていたが、現実となると、フランス映画の一時代を築いた大女優の死は、ひとつの時代の終わりを感じさせる。
モローは、フランス国立高等演劇学校で演技を学び、1948年にデビュー。
リュック・ベッソン監督の「ニキータ」(1990年)などにも出演。ジャン=ジャック・アノー監督(1973)の「愛人/ラマン」(1992)ではナレーションを務めた。2013年には10年ぶりの主演作「クロワッサンで朝食を」が日本公開された。これが遺作となった。
昨秋、フランス映画祭が地元であり「クロワッサンで朝食を」(2013)を見たが、この時に85歳だった。記事:https://blogs.yahoo.co.jp/fpdxw092/63860721.html
1960年に「雨のしのび逢い」でカンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞。映画界への多大な貢献から、1997年にヨーロッパ映画賞生涯貢献賞、2000年にベルリン国際映画祭金熊名誉賞を、2003年にカンヌ国際映画祭パルム・ドール名誉賞を授与された。
1960年に「雨のしのび逢い」でカンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞。映画界への多大な貢献から、1997年にヨーロッパ映画賞生涯貢献賞、2000年にベルリン国際映画祭金熊名誉賞を、2003年にカンヌ国際映画祭パルム・ドール名誉賞を授与された。
映画史に燦然と輝く傑作「死刑台のエレベーター」は、劇場やテレビで何度も見たが、マイルス・デイヴィスのやるせないジャズ・テーマ音楽と、街を彷徨(さまよ)い歩くモローの美しさと、ラストの「あっ」と言わせるどんでん返しに驚かされた。不動のマイベスト・テン映画だった。
【投票】「ラストのどんでん返し映画」では、7位だった。
(再生不可の場合:https://youtu.be/lkjAkxiH5-s )
★個人的ベスト3:
①「死刑台のエレベーター」(https://blogs.yahoo.co.jp/fpdxw092/46749623.html)
②「突然炎のごとく」(https://blogs.yahoo.co.jp/fpdxw092/64089380.html)
「雨のしのび逢い」(1960)の音楽を聴きながら、ジャンヌ・モローをしのびたい。
ご冥福をお祈りいたします。
(再生不可の場合:https://youtu.be/LZAEg9_vbNg )
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