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映画「オッペンハイマー」の日本版予告編と日本版ポスターが解禁。予告編ナレーションは渡辺謙。

クリストファー・ノーラン監督の映画「オッペンハイマー」の日本版予告編と日本版ポスターが解禁された。映画は第96回アカデミー賞」で作品賞、監督賞など最多13部門にノミネート

天才科学者オッペンハイマーは、第二次世界大戦下、アメリカの極秘プロジェクト「マンハッタン計画」に参加し世界の運命を握ることになるが、その栄光と没落の生涯を実話にもとづき描いた作品。

オッペンハイマー役をキリアン・マーフィが演じた。共演はエミリー・ブラントマット・デイモンロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネットケイシー・アフレックラミ・マレックケネス・ブラナーなど。

日本公開は3月29日。

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日本版予告編のナレーションは、クリストファー・ノーラン作品「バットマン ビギンズ」(2006)「インセプション」(2010)に出演の渡辺謙が担当する。

「ひとりの天才科学者の創造物が世界のあり方を変えた。その世界に私たちは今も生きている」と語りかける場面からスタート。

世界の運命を握ると同時に世界を破滅する危機に直面するという矛盾を抱えたオッペンハイマーの独白や、ケネス・ブラナー扮するオッペンハイマーの師ニールス・ボーアの「君は人類に滅ぼす力を与えた この世界には早すぎた」というセリフが確認できる。

日本版ポスターは「この男が、世界を変えてしまった」というコピーと共に、ロスアラモスの砂漠に建てられた鉄塔の前でオッペンハイマーがトレードマークの帽子を被った姿を切り取ったもの。

「タイム」誌とのインタビューで、ノーラン監督が最近観たお気に入りの映画として「パスト ライブス/再会」と「aftersun/アフターサン」を挙げた。

どちらも映画祭や賞レースで高い評価を受けている作品で、小規模な映画であるという共通点がある。ノーラン監督は「繊細」「ただただ美しい」と感想を述べて称賛。
とはいえノーラン監督自身は、これからも対策を手掛け続けるという。

クリストファー・ノーラン監督は「ダークナイト」三部作や「TENET テネット」「オッペンハイマー」など多額の製作費をかけた作品を撮り続けているについて語っている。

その理由は「私は大きなスケールの作品に魅力を感じる。それだけの資金を集めることができる機会がどれだけ脆(あやう)いかわかっている。世界中には私が集める資金を何としてでも手に入れたいという映画製作者がたくさんいる。だから、私はその資金を最も生産的で興味深い方法で使うという責任がある」としている。

実際に、ノーラン監督は「オッペンハイマー」の撮影中、撮影期間を85日から57日に短縮し、その分をプロジェクト・デザインやロケ撮影の方に予算を拡大しているという。

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