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【2023年の話題映画】米Playlist選出の2023年ベスト映画21本(「哀れなるものたち」など)。

ことしも映画関連の賞レースの時期がやってきた。米Playlistが、2023年のベスト映画21本を選出した。Pyaylistというのがどれほど権威があるのかわからないが、2023年公開の話題映画として賞レースをにぎわす作品群と言えそうだ。

第1位は「The Zone of Interest」。今年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門でグランプリを受賞、米ロサンゼルス映画批評家協会賞作品賞を受賞したジョナサン・グレイザー監督・脚本、クリスティアン・フリーデル、サンドラ・フラー主演の映画。

マーティン・エイミスの小説をもとに、アウシュビッツ強制収容所の所長が収容所のすぐ隣で夢の家庭を築き上げようとするドラマだ。


第2位は「哀れなるものたち」 。「女王陛下のお気に入り」のヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが再びタッグを組み、スコットランドの作家アラスター・グレイのゴシック小説を映画化した。主演のエマ・ストーンが「この映画は一番しんどかった」というように、この映画がかなり賞レースに絡んでくるような気がする。

ベネチア国際映画祭コンペティション部門で最高賞の金獅子賞を受賞している。不幸な若い女性ベラは自ら命を絶つが、風変わりな天才外科医ゴッドウィン・バクスターによって自らの胎児の脳を移植され、奇跡的に蘇生する。


第3位は「オッペンハイマー」。2024年に日本公開が決定したクリストファー・ノーラン監督作品。原子爆弾の開発に成功したことで「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材に描いた歴史映画。原爆の被爆国である日本での公開はどうかと危ぶまれる声もあったが、公開されることになった。


第4位は「パスト ライブス 再会」。韓国人の幼なじみの男女が20年後にニューヨークで再会するセリーヌ・ソン監督作。純愛ラブストーリーということだが、原題のPastをカタカナにするとヘンテコな印象を受ける。


第5位は「落下の解剖学」。夫殺害の容疑者となる妻とその視覚障害者の息子を描いた、ジュスティーヌ・トリエ監督のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作

6位は興行的に大ヒットを記録した「バービー」、7位は日本映画「君たちはどう生きるか」がトップ10に入った。11位には「PERFECT DAYS」が食い込んでいる。

米Playlistが選出した2023年のベスト映画21本は以下の通り。

1位「The Zone of Interest」(原題)
2位「哀れなるものたち」
3位「オッペンハイマー
4位「パスト ライブス 再会」
5位「落下の解剖学」
6位「バービー」
7位「君たちはどう生きるか
8位「May December」
9位「異人たち」
10位「パッセージ」
11位「PERFECT DAYS」
12位「A Thousand and One」
13位「The Holdovers」
14位 「犯罪者たち」
15位「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
16位「ショーイング・アップ」
17位「ポトフ 美食家と料理人」
18位「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」
19位「プリシラ(原題)」
20位「ザ・キラー」
21位「Eileen」

「The Zone of Interest」予告編

www.youtube.com

「哀れなるものたち」予告編

www.youtube.com

ゴールデングローブ賞ノミネーションでは「バービー」と「オッペンハイマー」が8ノミネート、「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」と「哀れなるものたち」がともに7ノミネートとなっている。

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