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ドラマ「2020年 五月の恋」(2020)を見る。出演は大泉洋・吉田羊の2人のみの電話会話劇。

2020年 五月の恋」(2020)を見る。出演は大泉洋吉田羊の二人のみ。「ヨウ・ヨウ」コンビが絶妙の“元夫婦”の電話による会話劇を繰り広げる面白さ。俳優の演技力が試されるが、見ごたえはあった。

それぞれ一人暮らしの部屋での電話のやり取りを左右二画面の分割映像で見せる。最後に4年ぶりとなるビデオ会話による「顔出し」映像のシーンで、吉田羊が大爆笑するシーンがある。

2020年5月の東京を舞台に、4年前に離婚した元夫婦が久しぶりに電話で会話するさまを描くWOWOW制作の全4話のリモートドラマを1本にまとめた。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で撮影自粛が続いていた5月に企画がスタート。「最後から二番目の恋」などの軽妙な会話ドラマが得意な岡田惠和が脚本を担当し、松永大司が監督を務めた。主人公のモトオの漢字は元夫で、まさに「もと・おっと」であることから、元妻から、冷やかされる。世界中の女性から振られて“もと・おっと”(元夫)になると…。

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【第1話】「第一夜」

在宅勤務が続くモトオ(大泉洋)は、ある日、スマートフォンの誤操作で元妻のユキコ(吉田羊)に電話をかけてしまう。間違い電話に呆れ、早々に話を切り上げようとするユキコだが、モトオは久しぶりの会話だからと引き止める。電話をとった時の態度が気になっていたモトオは、ユキコに仕事で何かあったのか尋ねる。

【第2話】「第二夜」

久しぶりに話した翌日、モトオ(大泉洋)の元に、ユキコ(吉田羊)から着信が入る。ユキコはモトオに、前日、話を聞いてくれた礼を言うが、泣き言を言って慰められたままなのが納得いかないと話し、今日はモトオを泣かせると宣言する。困惑するモトオに対して、ユキコはなぜか怒りがこみ上げ、文句を言い始める。

【第3話】「第三夜」

ユキコ(吉田羊)とモトオ(大泉洋)は、同じタイミングで相手に電話をかける。偶然に一人盛り上がるモトオだが、ユキコは偶然に意味はないと切り捨てる。若い者同士なら「偶然だね。運命を感じる」などといってもいいが、いいおっさんがいうと、白けると。その後ユキコとモトオは別れた後の恋愛について話す。元夫婦の二人は、互いに当てずっぽうで言ったにもかかわらず、相手の恋愛事情を言い当ててしまう。

【第4話】「最終夜」

モトオ(大泉洋)の在宅勤務が終了し、今までのように電話ができなくなることに。そこでモトオは、ユキコ(吉田羊)に、テレビ電話をしないかと持ち掛ける。久しぶりにモトオと顔を合わせたユキコは腹を抱えて笑う。すっかりくだけた雰囲気の二人は、結婚していた時の思い出や職場での話を語り合う。

モトオが「トム・ハンクスメグ・ライアンの映画ならハッピーエンドで終わるだろうけど、俺たちはそうはいかないか」というと、ユキコは「古くさい」と返す。

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2人芝居ということで、舞台劇にもなりそう。低予算でアイデア次第では、いろいろとドラマができそうだ。吉田羊は公式プロフィールなどで年齢非公表(現在48歳)としていることで知られるが、年齢による先入観で役柄を狭めたくないということらしい。このドラマでは、15歳以上若い黒木華(はる)(32歳)にも似ていた(笑)。

 

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