「裏切りの姉妹」(原題:Lang Tong 、2015)を見る。中国映画かと思ったら、シンガポールのスリラー映画。とはいえ、ホラー要素が強く、エロ・グロ満載。阿部定ではないが、姉妹が復讐のため、クズ男のアレをハサミで、ちょん切るシーンがあり、それが、やくざ映画の指を詰めた時に指が転がるようにコロコロと転がる。シンガポール映画のレベルを知ったことに価値はあった。
この映画のキャッチコピーは「シンガポール史上最も衝撃的な作品」ということだが、「笑劇的」ともいえる、B級作品だ。登場人物の演技がどれもこれも稚拙。記事をアップするのもためらう映画だった(笑)。
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ザックは女を喰いものにする最低のクズ男。ネットで知り合った女と関係をもち、金をせびり、用済みになったらポイと捨てる。バーで酒を飲んでは、その成果をいつもつるんでいる遊び仲間の友人に自慢げに話す。
そんな彼は新しくリリンという女と付き合いはじめた。リリンはリエルという妹がいて、ザックはリエルとも関係を持ちはじめる。そんなある日、リエルがザックに恐るべき提案をする。
それは、姉のリリンを共謀して毒で殺そうというものだった。
しかし、それには裏があって、リエルとリリンがクズのゲス野郎に復讐するという結末が待っていた。(なんだ、タイトルでネタバレだ!)。
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この姉妹は、冷蔵庫から、大きな冷凍の肉片を、料理屋の裏手でこっそりと店員に手渡していた。なにか薬物でも一緒に渡していたのかと思ったら、人肉だった。
店では、客に煮物として肉料理を提供していたのだ。
淀川さんが、映画は、エロ・グロ映画以外の映画は、なにがしかの価値があると言っていたが、これは、おぞましい、グロの映画の代表かもしれない。
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