「ミート・ザ・ペアレンツ3」(原題: Little Fockers、2010、劇場未公開)を見る。シリーズ完結編に当たる第3作。監督はポール・ワイツ。主演は「1」「2」と同様、ロバート・デ・ニーロ、ベン・スティラー。
「2」に引き続き、ダスティン・ホフマンとバーブラ・ストライサンドが出演しているほか、ローラ・ダーン、ジェシカ・アルバといった人気女優も共演している。「3」は、日本では、興収が見込めないためか未公開となっている。第31回ゴールデンラズベリー(最低映画)賞という不名誉な賞を得ている。
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グレッグ(ベン・スティラー)はパム(テリー・ポロ)と結婚して双子の娘と息子にも恵まれ、シカゴで幸福な生活を送っていた。
グレッグは看護師の仕事でも外科のERの主任に昇進し忙しい日々を送っていて、パムの父・ジャック(ロバート・デ・ニーロ)との仲もまずまず。
愛猫ジンクスと。
ジャックは最近、バーンズ家の家系図作りにいそしんでいたが、そんなある日、パムの妹・デビーが夫・ボブの浮気がもとで離婚することに。
家系図調査によりバーンズ家には家長が必要だと感じたジャックは、ひそかにボブを次の家長に決めていた。しかし、デビーの離婚で次代の家長をグレッグに変更することにしたのだが…。果たして、ジャックの思惑通りにことが運ぶのか。
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ジャックが、グレッグに自分の後の後継者である家長に任命したいという時に「ゴッド・”ファッカー”になってくれ」という。デ・ニーロが出演した「ゴッド・ファーザー」に引っ掛けた洒落だ。
グレッグは、製薬会社の女性・アンディ・ガルシア(俳優アンディ・ガルシアと同姓同名:ジェシカ・アルバ)に、新薬の男性用精力剤「サステンゴー」のプレゼンの依頼を受けることになる。
グレッグにとっては、自身の双子の子供たちを私立の名門校に入れるために収入を増やしたいと思い引き受けたのだった。
ジャックはグレッグの浮気(相手はアンディ)を疑い、CIAに調査を依頼するが、CIA局員は「Googleで検索しろ」と返答してくる。
ネット検索でジャックは、アンディとグレッグの親しげな画像を見つけ疑いを深めた。
パムの昔の恋人の資産家・ケヴィン(オーウェン・ウイルソン)が失恋したことを聞いたジャックは、パムをグレッグと離婚させ、ケヴィンと再婚させたいと考える自己中人間。
それを知ったグレッグは「僕はゴッド・ファッカーじゃない、グレッグ・フォッカーだ(家長なんか知ったことか)」と怒った。
対立するグレッグとジャックは、盛大におこなわれた双子の誕生会で、取っ組み合いの喧嘩を始めづが、喧嘩の最中に、ジャックが心臓発作を起こした。
救急車が到着するまでの間にグレッグは適切な処置を施し、救急隊員に褒められた。
またジャックも感謝し「確かに君はゴッド・ファッカーじゃない、グレッグ・フォッカーだ」とグレッグを認めるのだった。
エンディングでGoogle検索の味を覚えたジャックは、早速グレッグの検索を始める。すると「サステンゴー」(勢力強壮剤)のプレゼンでグレッグがスピーチする模様が出てきた。
「サステンゴーこそ義理の父・ジャックに必要だ」といった話で笑いを取るグレッグを見ながらジャックは渋面を作るのだった。
キュート。
ジェシカ・アルバの役名が女性であるのに「アンディ・ガルシア」(ガルシアもデ・ニーロもともに「アンタッチャブル」に出演)というのも笑わせるが、ジェシカ・アルバの悩殺的魅力にも引き込まれる。
グレッグの父・バーニー(ダスティン・ホフマン)も、美貌のアンディを見るやいなや「自分はタンゴを習っている」などとアンディの気を引こうとする有りさま(笑)。
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