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★カンヌ映画祭で日本の作品(「ドライブ・マイ・カー」)が脚本賞受賞。

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第74回カンヌ国際映画祭」受賞式が17日夜(日本時間18日未明)開催されたが、日本の「ドライブ・マイ・カー」が脚本賞を受賞した。受賞したのは濱口竜介監督と共同脚本の大江崇允(たかまさ)の両氏。 日本人・日本映画の脚本賞の受賞は初めて。

最高賞「パルムドール」は、フランスの女性監督、ジュリア・デュクルノーの「チタン」(原題:TITANE)が受賞。女性監督のパルムドールは、1993年のジェーン・カンピオン監督「ピアノ・レッスン」以来、史上2作目。

ドライブ・マイ・カー」は、村上春樹の短編小説が原作。舞台俳優で演出家の主人公(西島秀俊)が愛妻(霧島れいか)の急死から2年後、寡黙な専属ドライバーの女性(三浦透子=みうら・とうこ)と出会い、深い喪失感から再生していく姿を描く。日本公開は8月20日

 

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濱口竜介監督は1978年、神奈川県生まれ。東京芸術大大学院映像研究科を修了。2015年、演技未経験の女性4人を主演に起用した長編作品「ハッピーアワー」が国内外で高く評価され、2018年に「寝ても覚めても」がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に初めて出品された。  

2020年9月にはベネチア国際映画祭で、共同脚本を手がけた「スパイの妻」(黒沢清監督)が監督賞を受賞。

今年3月、ベルリン国際映画祭コンペティション部門でも「偶然と想像」が審査員大賞(銀熊賞)を受賞。今回のカンヌで、ベルリン、ベネチアと合わせ、自身の関わった映画が3大映画祭で連続受賞する快挙となった。

カンヌ映画祭の主な賞:

パルムドール(最高賞):「Titane」(ジュリア・デュクルノー監督)

■審査員特別賞:「A Hero」(アスガー・ファルハディ監督)「Hytti Nro 6」(ユホ・クオスマネン監督) 

■監督賞:レオス・カラックス監督(「アネット」)

■審査員賞:「Ahed’s Knee」(ナダブ・ラピド監督)「Memoria」(アピチャートポン・ウィーラセータクン監督) 

■男優賞:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ(「Nitram」) 

■女優賞:レナーテ・レインスヴェ(「The Worst Person in the World」) 

脚本賞:濱口龍介監督、大江崇允氏(「ドライブ・マイ・カー」)

  

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