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【映画賞】アジア全域版アカデミー賞「第17回アジア・フィルム・アワード」(AFA)の各ノミネーション発表。

アジア全域版アカデミー賞第17回アジア・フィルム・アワード」(AFA)の各ノミネーションが12日発表された。受賞式は3月10日(日)に香港にて開催される。

黒沢清監督が、日本人監督としては初めて審査委員長を務めることも発表された。

本年は、アジア24の国と地域より35作品のノミネート(全16部門)があり、濱口竜介監督の「悪は存在しない」と韓国映画ソウルの春」(原題)が最多6部門でノミネート。日本代表作品は「PERFECT DAYS」(ヴィム・ヴェンダース監督)。

 

作品賞は「PERFECT DAYS」と「ソウルの春」の一騎打ちか?

悪は存在しない」…長野県の町で計画されたある施設をめぐって、そこに住む父娘をはじめ人々の暮らしが揺らいでいくさまを映し出す。

「悪は存在しない」

昨年11月に公開された「ソウルの春」は1979年の軍事クーデター「12・12軍事反乱」(粛軍クーデター)を題材に、政権奪取を狙う新軍部勢力とこれに立ち向かう人々の緊迫した9時間を描いている。韓国で累計観客動員数1200万人を突破したヒット作。

日本からは7作品が計15部門で、韓国映画は6作品、計16部門にノミネートされている。

作品賞ではアカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品「PERFECT DAYS」(ヴィム・ヴェンダース監督)、キム・ソンス監督の「ソウルの春(英題:12.12:The Day)」(韓国)、プラサンナ・ヴィターナゲー監督の「Paradise」(スリランカ・インド)、そして2023年5月に逝去したペマ・ツェテン監督の作品で36回TIFFの東京グランプリ受賞作品「雪豹」(中国)がノミネートされ、最優秀作品賞を競う。

俳優演技部門では「PERFECT DAYS」で役所広司が主演男優賞候補としてノミネート。主演女優賞候補では菊地凛子(「658km、陽子の旅」)が名を連ねている。助演男優賞は「首」の中村獅童助演女優賞では浜辺美波(「ゴジラ-1.0」)筒井真理子(「Last Shadow at First Light(原題)」新人賞では白田迪巴耶(しらたみはや)(『Last Shadow at First Light(原題)』)が選出されている。

審査委員長を務める黒沢清監督は、2021年の第15回AFAで「スパイの妻」により最優秀作品賞を受賞している。黒沢監督は世界中の映画人が務める審査員たちと200名を超える投票メンバーを率いて、今年の受賞者を決定する。

■【「アジア・フィルム・アワード(AFA)」(主催:アジア・フィルム・アワード・アカデミー)】

2007年に創設されたアジア映画を対象とした映画賞。東京国際映画祭(TFF)は2013年より、香港国際映画祭、釜山国際映画祭と共にアジア・フィルム・アワード・アカデミーを創設した。アジアの映画業界と連携し、その年のアジアの映画人を表彰しスポットライトを当てることでアジア映画ファンの創出、世界へのアジア映画の振興、文化交流を図っている。

 

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